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スーパーの食品トレーにある変化が

2010/12/21 Category: 環境問題

スパーでのレジ袋の辞退率は2010年で28.9%にも及び、環境に配慮しようと特に意識しなくても「袋はいりません」と言えるようになってきました。多くのスーパーでは損をしてしまうイメージがある「レジ袋の有料」よりも、お得感を得ることができる「辞退をするとポイントや割引」を選択しているといいます。確かに後者の方が気持ちよく利用することができてなおかついいことをしたと感じます。

そんなスーパーで最近さらなるゴミの減量に取り組むところが増えてきているといいます。その施策とは食品トレーを使わずにポリ袋に詰めるという方法です。この方法よって、環境負荷となるゴミを減らすことができるだけでなく、消費者の利便性も向上することから、売上げを大幅に伸ばしているところまであるそうです。

食品トレーに入れたままの肉だと、家で冷蔵庫に入れるときにどうしてもかさばってしまいます。食べきれないときに冷凍庫に入れる際にも非常にトレーが邪魔になります。また、購入する際にもポリ袋に入っていることによって中身全体を見ることができることから、脂身が多いのを避けたり自分が気に入ったものを購入することができるというメリットもあります。

このように、スーパーでの食品トレーはまだまだ減らすことができるものが数多くあります。魚の切り身なども自分でポリ袋の中に入れれば、その分だけトレーの消費を抑えることができます。さらに、ポリ袋ではなく紙袋にすることができる商品もあるでしょう。自分はこれからの時代において、包装をできるだけなくし簡易化することによって得られる便利さを追求した商品がもっともっと増えてくるのではないかと思っています。

環境に意識することは非常に大切なことですが、それが自分たちの生活を便利にするモノでないと広く普及することはありません。便利な世界になれてしまった自分たちは、時代を逆行する不便さを選ぶのではなく、前を向いて一石二鳥を実現する便利さを求め、そしてそれを実現していくことができるのではないでしょうか。食品トレーの使わない販売方法はそのことを自分たちに教えてくれているいい例といえるのです。

【参考】日本経済新聞 2010/12/21

 

 

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