多摩川吹奏楽団 ファミリーコンサート2010
今年で3回目の鑑賞となった多摩川吹奏楽団のファミリーコンサートが今年も川崎市・多摩市民館で行なわれました。この楽団の見どころはなんと言っても選曲とパフォーマンスでしょう。ファミリーコンサートというだけあって、大人だけでなく子供も楽しめる選曲をしてくれることと、手拍子などを交えかぶり物までしてしまうパフォーマンスが観客を楽しませてくれます。
子供が「ドレミ聞きたい!」と吹奏楽が好きになったのも、こういった演奏を聞いたことも1つの要因だと思います。今回も朝から演奏会に行きたいと言い続け、開演前の列に並んでいるときも、列は並んでいてあげるから手芸展見ておいでという自分たちの提案を振り切り、列に並び続けはやく聞きたいと固持します。
そして、静かに公演は始まりました。以下に今回のプログラムを示します。
◆1st Stage
・アルヴァーマ序曲(James Barnes)
・エアーズ(田嶋勉)
・センチュリア(James Swearingen)
・フィンランディア(Jean Sibelius)
◆2nd Stage
・ジャパニーズ・グラフィティ??
A・RA・SHI - Beautiful days
・サウンド オブ ミュージック メドレー
・踊る大捜査線より Rhythm And Police 危機一髪 March of C.X.
・スタンド アローン
・スーパーマリオブラザーズ
・Xmas Swingin’ コレクション
他アンコール2曲
始めは、これぞ吹奏楽団と言わんばかりの実力の演奏です。始まりのアルヴァーマ序曲では、これから始まる演奏会の壮大さを感じさせてくれます。子供もかなり圧倒されている様子。
そして第2部はほとんどすべてが知っている曲ばかりで、観客もかなり和んでいるようです。吹奏楽で嵐をやるとここまで楽しい音になるんだと改めて感じます。サウンドオブミュージックでは、子供もドレミの歌を一生懸命歌っていました。なんか成長を感じる一瞬でした。
踊る大捜査線では、始めにサイレンがけたたましく流れ、指揮者が青島刑事のようなコート姿で登場し観客の度肝を抜きます。多摩川吹奏楽団、ここにありといった感じです。毎年このあたりの演出は誰が考えるのか本当に気になるところです。
スタンド アローンは今NHKでやっている坂の上の雲のエンディングテーマです。始めのソロの方の演奏が素晴らしく、それだけで涙ぐんでしまいました。
今年は3人の指揮者の方がいて、それぞれ違った指揮を魅せてくれます。楽曲も1つのジャンルにこだわることなく、様々な音楽を観客に聴かせようとしてくれている心意気が本当に嬉しいです。途中少し暴れていた子供も最後は本当に微動だにせずじっと音楽を聴いていました。
子供も3回目で慣れてきたのか、段々音楽を一生懸命集中して聴けるようになってきたという成長をこの演奏会を通じて感じることができます。来年もまた是非鑑賞させていただきたいと思います。楽団のみなさま、お疲れ様でした。そして素敵な音楽をありがとうございました。来年もよろしくお願い致します。
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