もみじマークの次をあなたの手で決めよう
高齢ドライバーであることを知らせるマーク「もみじマーク」がいかに不評であるかは以前のブログでも紹介させて頂きました。きっと多くの人がもみじマークとは呼ばずに枯れ葉マークと呼んでいることでしょう。あまりの不評さにとうとうデザインの再検討を行なっていた警察庁が2010年6月17日に代替案として4つの図案を発表しました。
この4つの図案プラス現デザインの5つの中から7月17日までの間、一般の人からメールや郵送、ファックスなどでどれがいいかを受け付けるとのこと。きっと警察庁にしてみれば「そんなに不評なら自分たちで選んでね」というメッセージが込められているものと思われます。その他、運転免許の更新手続きに訪れるドライバー3000人と日本グラフィックデザイナー協会会員約2500人を対象にしたアンケート結果も参考にしながら最終的にどの図案にするか決めるそうです。
そこで今回の4つの図案について見ていきましょう。
1. 四つ葉のクローバーをモチーフにシニアの「S」を図案化したもの
これ、かっこいいですね。横に間違って取り付けてしまってもSに見えます。
2. 様々な人生を表現する色とりどりの線が丸く柔らかい円を描く様子
これって、図なんでしょうか。見るものを錯覚の世界におびき寄せているとしか思えないのですが・・・
3. 経験豊富な高齢ドライバーを稲穂とハートをさせる手のひらに例えたもの
経験が豊かなのと稲穂の関係に疑問が残ります。よく分からないデザインです。
4. ゆとりをもって接してほしい思いから鳥にハート、手のモチーフを組み合わせた
鳩山さんには受けがよさそうです。鳥とハートと手の組み合わせの意味について小1時間ほどお伺いしたいところです。
現行デザイン.秋の美しい紅葉のイメージを図案化し、熟練した高齢運転者を表現したもの。
という訳で、私としてはデザイン性、メッセージ性の観点から1がいいのではないかと思います。今回のポイントは、デザインとしてもかっこよくて、シルバーの方が進んで付けてみたいと思うステータスがそこにあることが求められると思います。
そんなもみじマークは、2008年から70歳以上を対象に罰則付きで義務づけられたのですが「高齢者イジメだ」などの反発を受けて、あえなく撤回。2009年からは罰則をなくして努力目標となりました。そんな紆余曲折があったのもこのデザインによるところが大きかったのは、大いにあり得ると思います。
それが今回の投票によってどのように代わっていくのか、そしてそれが普及するのか、警察庁も他人事とは思わずに普及活動をしていってほしいと思います。
○ 応募方法
電子メール、FAX 又は郵送にて受け付けています。
・メール: momijibosyuu@npa.go.jp
・FAX: 03?3581?9337
・郵送: 〒100?8974
東京都千代田区霞が関2?1?2
警察庁交通局交通企画課
高齢運転者標識のデザインについての意見募集係
○ 募集期間
平成22年6月18日(金)から平成22年7月17日(土)まで
【参考】日本経済新聞 2010/06/17
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