大学受験のトレンドは「安・近・少」
大学入試センター試験が始まり、いよいよ受験シーズンが本格化しました。この日のためにこれまで一生懸命頑張ってきた受験生にとって今一番怖いのは病気で体調を崩してしまうことだと思います。遠い昔のことを思い出してみると自分もこの時期はあまり勉強をせずに早寝早起きをして睡眠と栄養を摂ることに注力していました。そんな大学受験ですが、今年は今まで以上に「安・近・少」というトレンドが鮮明になってきているというのです。
ひとつひとつ見ていくと、まず「安」は学費が比較的安い国公立大学志望が増えているというのです。私立大学ではこれによって厳しい運営が予想されるのですが、ある大学では授業料を割り引いたりするなどして懸命に立て直しを図っているといいます。
次に「近」ですが、これは家から通うことができる大学を選ぶようになっているというのです。東海地域では近畿や関東を志望する人が減り地元志望者の割合が高まっているそうです。
最後に「少」ですが、併願する大学の数が減っているというのです。今まで5,6校受験することが多かった人たちも今年は2,3校程度に減っているのは平均的で、記念受験を避け確実に合格が望める大学への受験にとどめ受験料を抑えようとする考えが働いているものと思われます。私立大学だと1校あたり35000円程度かかることから、1つ減るだけでもかなり節約することができます。
このように、少しでも受験にかかる費用やその後の学費を抑えようとする動きが例年以上に高まっているのが今年の傾向といえるでしょう。大学の選択には自分が合格できそうなところで、4年後の就職活動でも不利にならないことまで考えて選択している人が多いようです。
これから4年後の経済情勢がどうなっているか分かりませんが、大学を卒業してみると4年間をどのように過ごすかがすごく大切であることがわかります。なぜ大学に行くのか、そして大学に行って何をしたいのかを受験勉強の合間にもう一度考え、強い思いがあるのならそれを胸に受験の日を迎えて欲しいと思います。そのとき「絶対に受かってやる」というパワーが生まれ、受験している場所である志望校にもしっかりと届くのです。いい結果で4月を迎えたいですね。
【参考】asahi.com
http://www.asahi.com/national/update/0116/TKY201001160203.html
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