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SuicaとPASMOを重ねて定期に入れられる

2009/03/20 Category: 日記

今や、ないと不便に感じてしまうほど普及したSuicaやPASMOといったICカード。定期券も磁気カードの時代を思い出せなくなってしまったほど便利になっていて、オートチャージもできることから精算機に並ぶこともなくなりました。

ところが、このようなICカードを2枚重ねてパスケースに入れていたら読み取りエラーになってしまった経験はありませんか。これは2枚以上重ねると読み取り機がどのカードを読み取るのか混乱してしまい、結果としてエラーになってしまうのです。普通にJR路線と私鉄路線で2枚持つことがあるにもかかわらず、同じパスケースに入れられないのは不便ですよね。

そこで、この問題を解決したすばらしいカードを紹介したいと思います。その商品が横浜にある玉川製作所が作成した改札エラー防止カード「スペリア」です。このスペリアの使い方は非常に簡単で、パスケースの中で2枚のICカードの間に挟んでおくだけで改札をスムーズに通り抜けることができるのです。

しくみは非常に簡単で、読み取り機からくる電磁波を通さないステンレスシートの両面を電磁波をよく通す磁性シートで覆ったものになります。ステンレスシートは電磁波を通さないので、このカードだけで十分じゃないかと思うのですが、これだけだとステンレスカードにくっついたICカード自体も読み取り機で読み取れなくなってしまいます。そこで、ステンレスカードの周りに電磁波をよく通す磁性シートを覆うことによって、直接ステンレスシートとICカードを接触させないようにし、かざしたカードを読み取ることができるようになるのです。

ただし、関西の自動改札では電磁波が弱いため反応が悪くなることがあったり、ビルの入館などで使用するセキュリティICカードは別な仕組みが必要なので対応していないなど、これからも改良の余地が残されていて、順次対応版を発売するそうです。

このようにニーズをうまく吸収し、ものづくりに活かすことができる企業こそが、真の信頼を受けることができるのだと改めて実感します。

【参考】be on Sunday 3月15日


非接触ICカード対応。
乗り換えも表と裏でスリムに「ピッ」。フラックスシート内蔵パスケース




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