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おとなのための「おかあさんといっしょ」楽しみ方講座

2008/11/10 Category: 子育て

当初は婦人向けの実用番組として1959年10月5日に始まったとされる「おかあさんといっしょ」は、今や国民的な人気番組としてその位置を不動のものにしています。この始めの段階で見ていた子供も50歳を超え、国民のほとんどのひとがお世話になった数少ない番組なんじゃないでしょうか。今では、月曜日から土曜日までの8時35分から9時まで放送されていて、再放送として夕方の時間に放送されています。

この絶妙な時間帯が、親になってみると計算しつくされているなと改めて感じます。丁度子供がグズリ出す頃なんですよね。そこで、このおかあさんといっしょを見て機嫌を直してもらうのです。今まで関心すらなかったこの番組ですが、よくよく見てみると大人でも様々な観点から楽しむことができることが分かります。そこでおとな(あくまで個人的ではありますが^^;)の観点から見た「おかあさんといっしょ」について、楽しみ方を色々と探っていきたいと思います。

■歌のお姉さんの萌え声
「おかあさんといっしょ」では、歌のお兄さん、歌のお姉さん、体操のお兄さん、ダンスのお姉さんの4人が登場するのですが、そのなかでも今回の歌のお姉さんである三谷たくみさんの声は、まるでアニメ声なんです。声優だと言ってもたぶん誰もが納得するんじゃないでしょうか。現在も大学の声楽コースに在学中だそうです。ルックスもかわいいので、男性の方はこの人だけを目当てにする人もいるんじゃないでしょうか。

■イレギュラーな動きをする子供の観察
子供の番組で、秩序はほとんどない世界ですから、子供たちがバラバラに行動してしまうのは仕方ありません。きれいに踊れていたりする子供を見るのもいいですが、ここはあえて、全然動かない子や全く違う動きをする子供に目を向けると面白いと思います。みんなが踊っている最中に壁際でぼーっと立っている子供に誰も声を掛けません。ダンスのおねえさんが一番近かったりするのですが、お姉さんも自分の踊りに必死なのか、気付いていないみたいです。これでギャラがもらえるとしたら素敵ですね。

■最後の曲「スプラピ スプラパ」でスプーにどのくらいの子供が群れているか
「最後は僕のラッパで踊ろう♪」とスプーがコールして歌が始まりますが、口から完全に離れてしまっているラッパを吹きながら、スプーが定位置である最後部に戻ろうとするとたくさんの子供達が踊りはそっちのけで群がってきます。途中で全然動けなくなるほどになると、歌のお姉さんやお兄さんはシカトしていてただ一人、体操のお兄さんだけが、スプーの救出にかかり子供たちに「戻ってね」と誘導しています。素敵すぎます、体操のお兄さん!

■ダンスのお姉さんの踊り
ダンスのお姉さんは、いとうまゆさんで筑波大学体育専門学群を卒業しています。なので、筋金入りの体操インストラクターなのです。だから、あの踊りに子供たちがついてこれなくてもめげてしまう必要はないのです。まゆお姉さんは、「いつかはここまでなるんだよ」と高い目標と試練を与えてくれているんだと理解しましょう。ここでは、子供達のあまりにも、ついてこれない様子をじっくりと観察します。

■ぱわわぷたいそうでのお兄さんの表情
この体操が体操のお兄さんのメインイベントになります。ここぞとばかりに素晴らしい表情を連発してくれるので、踊りというよりも表情だけを見ていると面白いと思います。ちなみに、とある動画サイトには体操のお兄さん一人でこのぱわわぷたいそうを踊っている姿を見ることができますが、あまりにも異様すぎます。やはり子供と一緒でないとただの怪しい人になってしまうことがわかります。

このように、「おかあさんといっしょ」は大人にとっても様々な見所を提供してくれると共に、童心にかえることができる素晴らしい番組です。しかも、それを子供と一緒になってみることができるわけですから、まさに一石二鳥といえるでしょう。早速みなさんも録画して新しい発見をしてみましょう。

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(2008/06/18)
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