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食の安全の基本は「自分で」

2008/09/10 Category: ビジネス

最近、様々な食品の偽装問題や農薬問題など、食の安全に対して敏感にならざるを得ない事件が増えています。もはやスーパーで買い物をしたものでさえ、本当に表示通りのものなのか、疑わざるを得ないというのはなんだか悲しい気がします。

そんな中、自分で精米した米に注目され始めているそうです。よく米どころに行くと、コイン精米所がありますが、都会でも増加傾向にあり、人気を集めつつあります。

新鮮な白米を味わうことができると共に、ぬかの削り具合を調節することによって栄養価の高いご飯を食べることができます。

とある大型店舗では、今まで週に1台も売れなかった精米器が、今では20台近くも売れる様になったそうです。またとある精米所では玄米5キロを100円という安い価格で精米することができ、昨年よりも10%利用者が増加しているといいます。

最近では事故米と呼ばれる、水に濡れたりカビや基準値を超える残留農薬が検出されて食用に回せない米を使った事件も多発している中、精米の良さは今後より注目を集めると思います。

このように、食の安全はなるべく元の状態から「自分で」やることによって、得ることができるといえるでしょう。そこには面倒だという思いよりも、安全に食べたいという欲求が勝ることが示されています。

米の精米所だけでなく、これは全ての食品に共通しているのではないでしょうか。そこに大きなビジネスチャンスが眠っているのです。例えば、農園から自分で掘って買っていくことができる野菜や、魚をさばいてくれる鮮魚店、パンも自分で作ることができるようなお店があってもいいと思います。パン焼き器がおいてあり、原料を中に入れてボタンを押すことによって、しばらくすると自分だけのパンを作ることができるといったベーカリーもあるでしょう。

いずれにせよ、原料がどういうものなのか、それがはっきりとわかり、消費者にとってブラックボックスがない状況になって初めて消費者の安心を得ることができるのではないでしょうか。

【参考】日本経済新聞 9月9日夕刊


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