箱根駅伝の光と影
光り輝く世界から突然影への急行列車に乗ることがしばしばあります。
今回の順天堂大学がまさにそのとおりの結果となりました。
昨年の優勝校である順天堂大学は、往路の最終5区の山登りで
小野裕幸選手が脱水症状のため、残りゴールまで500mと迫りながらも
途中棄権となってしまいます。
最近途中棄権をする大学が増えていて、僕たち視聴者の印象に強く残っています。
例えば、早稲田大学の櫛部選手、法政大学の徳本選手などがあげられますが、
マスコミや視聴者はそれも箱根のドラマと涙します。
このような過酷な大会はほかに例が無く、いかに選手のプレッシャーがすごいかがわかります。
今回の小野選手も3年生
今年は順天堂大学のシードはこれでなくなり、来年は予選会からの出発となりますが
ある意味彼は挫折というすばらしい経験をこの箱根を通して経験することが出来た
幸せものではないでしょうか。
これから先、このつらさは何事にも代えられないものとなると思いますが、
人生の中でこのほかの苦難があったとしても、全て乗り越えていけると思います。
来年、順天堂が箱根に戻ってきてくれることを願ってやみません。
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