特攻の悲劇
これまで特攻部隊を題材にしたドラマや映画が数多くありました。
しかし、特攻は決して美化されるようなものではなくその後に生き残った人たちは、
生きながらにして想像を絶するほどの苦しみと後悔の念をもっています。
特攻は陸軍によって編成された部隊で、実に1000人以上がその犠牲となっています。
その中で戦時中すべての特攻は命を失ったと伝えられていましたが、実は600人ほどの人が
生き残り福岡の収容所で監禁状態にあったというのです。
その人たちは、20代前半までという若い人たちばかり。
将来教師になるという夢を最後まで捨てられず、生まれ変わったら戦争のない国で
教壇に立ちたいという願いをもって特攻していった人も。
すでに戦後60年以上たっていて、そのとき20代だった人も80代になっています。
自分は戦争を知りませんが、こういった人たちの苦しみや後悔から胸が詰まる思いです。
同時に今の時代に生れてきた喜びを改めて強く思います。
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