手帳で自分の力を伸ばそう
新しい年が間近に迫ってくるようになると、書店には新しい手帳が並ぶようになります。スケジュールなどは携帯電話にもついているし企業によってはスケジューラー機能を提供していて電子化が進んでいますが、いつでも簡単に見ることができる手軽さは手帳にはまだまだ及ばず、これからも重宝するものとなりそうです。
これまで3年連続で自分が使っていたのは能率手帳でおなじみの日本能率協会マネジメントセンターのものでした。大きさはB5サイズでバーチカルタイプという、見開き1ページで1週間、1日は縦に長いスケジュールを書くことができるものでした。
何も考えなければ来年もこれを利用するつもりでしたが、改めて近年の自分の使い方を見てみると、一日の終わりにやったことを書き出し、後でやり忘れていることはないか、自分が半期で何をしてきたのかを振り返るためのものでした。
その他、To Doリストも書いていたことから、30分単位のスケジュール機能の他にメモ機能が同じページ内に大きな枠である手帳が必要と判断しました。ブルームコンセプトの小山龍介さんによると、手帳を有効に使うためには今やらなければならないことを考える集中した時間と状況を作ることが大切だといいます。そのための方法は以下の3つ。
1.「To Doリスト」にやることをすべて書き出す
今やらなくてもいいものを頭の中から追い出すのに役立ちます。書き出した後は一度忘れてしまっていいのです。やることを覚えておくためという今までの考え方からみると画期的といえます。
2.自分へのアポをとる
手帳は人との約束だけでなく、自分とのアポイントを書くものです。大きなプレゼンなどがあれば、その準備のための時間を見積もり予めスケジュールに入れてしまいます。スケジュールに入れたらその作業のことは忘れます。
3.動かせない予定の前に
人との約束の時刻が迫ると、「締め切り効果」で集中しやすくなるので、その時間の前に大切な仕事を入れてしまいます。後に外せない予定があるので、ギリギリの集中感を持って取り組むことができるといいます。
こんなことを考えながら、自分の要望を満たすことができる手帳がないかこれまでにないほど色々と探した結果、1つの手帳を見つけました。それはラコニックのA5変型 Vertical Left型の手帳です。
これは、自分が求めていたバーチカル型と大きなメモ欄の両方を兼ね備えているだけでなく、今までB5で大きかった手帳を一回り小さいA5サイズまでにしてくれていること。自分は別に持ち歩いている無印良品のノートがA5なので、丁度いい大きさなのもポイントが大です。
今までの手帳は巻末に大量のノートがありましたが、枚数が限られているとどうしても自由に書く続けることができないので、今までは白紙のまま利用せずに、別途ノートを購入して書いていました。このラコニックの手帳は、巻末のノートがなくスリムになっています。
これまでの能率手帳が2000円だったのに対して今回は2400円程しましたが、自分としては、非常にいい買い物ができたと思っています。大切なのはこれをどのように活用するかです。来年は無理をしない程度に色々と活用してみたいと思います。
◆関連する記事◆