二日酔いの真の原因とは?
飲み会の回数も増えてくると、当然悩みの種となるのが二日酔いです。自分も本当に酒が弱いため、前まで楽しみだった飲み会も、二日酔いが怖くて回数も激減してしまいました。
これまで、二日酔いの原因はアルコールの分解途中の物質「アセトアルデヒド」が体内に蓄積されるためと考えられてきましたが、これがどうも違いそうだという記事を発見しました。
–(以下記事)–
飲酒後のアセトアルデヒドの血中濃度を調べたところ、アセトアルデヒドを分解する酵素の働きが悪い人も、正常な人と同様、飲酒直後に濃度が上昇し、それから順調に下がり始めた。また、約4時間後の両者の濃度に大きな差はなく、「アセトアルデヒドが二日酔いの原因とは考えにくい」と分析する。
実際、酒を飲んだ翌日のアセトアルデヒド濃度が高いというデータはなく、海外の文献でも、二日酔いの原因は「別にある」との指摘が多いという
–(ここまで)–
びっくりしました。では、真の原因とは何なんでしょうか。その原因は4つ考えられているそうです。
1. アルコールそのものが残っている
2. 低血糖状態
3. 疲労
4. アルコールの離脱症状
アルコールの分解速度は、男性が1時間あたり平均9グラム(エタノール換算値、ビール約230ミリリットル)、女性が6・5グラム(同、ビール約170ミリリットル)で、これを大幅に超えると分解しきれずに翌朝まで残ってしまいます。
「酒に弱くなった」と感じるのは、実は分解能力とは関係なくてアルコールが溶け込みにくい体脂肪が増え、体内のアルコール濃度が高まるため、同量でもひどい酔いになるからと久里浜アルコール症センターの樋口進副院長はいいます。
さらに、肝臓がアルコールの分解が忙しくなると、肝臓でのブドウ糖産生が抑制され、低血糖状態になり、低血糖では脱力や動悸、思考力の低下などが起きます。また、飲酒中ははしゃぎがちでその疲労も二日酔いに影響するというのです。
樋口副院長は、二日酔いを防ぐ酒の飲み方として、「酒量を抑えたり、低血糖を防ぐために食べながら飲むことや、アルコールの分解を速める果糖が含まれる果物を食べることは、科学的にも理にかなっている」と説明しています。
一方、飲んだ後に汗や尿でアルコールを排出しようとしても、それぞれに含まれるアルコール量は少なく、効果は低いというので、ソフトドリンクを大量に摂取してもあまり意味がないかもしれませんね。
やはり適量だけを飲むのが一番ということなんでしょうか。最後に、アルコール健康医学協会作成の「適正飲酒の10カ条」を紹介します。
〈1〉笑いながら、ともに楽しく飲もう
〈2〉自分のペースでゆっくりと
〈3〉食べながら飲む習慣を
〈4〉自分の適量にとどめよう
〈5〉週に2日は休肝日を
〈6〉人に酒の無理強いはしない
〈7〉くすりと一緒には飲まない
〈8〉強いアルコール飲料は薄めて
〈9〉遅くても夜12時で切り上げよう
〈10〉肝臓などの定期検査を
(近く、妊産婦と激しい運動後の飲酒禁止を呼び掛ける内容も盛り込む)
【参考】毎日jp
http://mainichi.jp/life/health/news/20080425mog00m100032000c.html
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