冬を告げる「木枯らし1号」とは?
気象庁より東京で木枯らし1号が吹いたというニュースが紹介されました。西高東低の冬型の気圧配置が強まった影響で、東京・北の丸公園で最大瞬間風速14.9メートルの北西の風を観測したとのこと。木枯らしの観測は一昨年と昨年より23日遅かったと、気候に関する典型的な紹介がされていました。
普通に聞き流せば、「確かに今日、寒かったからな。これからどんどん冬になって寒くなっていくな」と感じ、終了というもの。しかし、ふと疑問を感じます。「木枯らし1号」ってどんな基準で測定されるのだろう、と。まさか肌感覚で、気象庁の人がなんとなく決めているわけでもないと思うので、その基準について調べてみました。
気象庁天気相談所の方によると、木枯らし1号にはちゃんと基準があって、「10月中旬から11月末日までの期間で、西高東低の冬型の気圧配置のときに最初に吹くおおむね風速8メートル以上の北寄りの風のこと」を呼ぶのだそうです。
しかし、そうはいっても一様に上記の基準のみで決めているわけではないといいます。それは、寒くなったと体感できることも大切な要素であり、強い風が吹いても気温が20度を超えていて暖かい日が続いていれば、木枯らし1号とはなりません。
秋を十分に感じられないまま、木枯らしによって文字通り木々たちも赤や黄色に本格的に色づき、やがて落ちていきます。その前に、暖かい格好をして今年最後の紅葉を見に行くことにしたいと思います。その光景は子供たちの目には、どううつるのでしょうか。
【参考】
・Web R25 http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/wxr_detail/?id=20121114-00026850-r25
木枯らし紋次郎 DVD BOOK (タツミムック) (2012/06/11) 不明 |
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