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ビッグベンの傾きがピサの斜塔並に?!

2011/10/14 Category: ニュース

紳士の国イギリス・ロンドンを象徴する建物の一つに英国会議事堂の大時計があります。この時計のまたの名前をビッグベンといいますが、実はどんどん傾いていっていて、とうとう目に見える程の傾きになって来たといいます。

この話だけを聞くと、最近開発等によって急激に傾いてしまったのではないかと思ってしまいますが、実際は想ではなく完成当時の1860年代から始まった下水溝工事、地下鉄や地下駐車場の工事など複合的と要因によって、すでに傾き始めていたという推測がされています。

塔は現在、約0.26度傾いているということから年間平均で考えると0.0017度。ほんのわずかではありますが傾く速度はどんどん大きくなっていきます。現に、2003年あたりから傾く度合いが急激に大きくなっていったという報告からも、そのことがわかると思います。今塔の頂は垂直線から約43センチ離れているそうなのですが、今後はこの離れ具合も大きくなっていくことでしょう。

イギリス議会の調査報告によると、現在の進行速度でイタリアのピサの斜塔並みになるには約4000年であり、倒壊まではさらに時間があるとし、当面対処の必要はないといいます。おそらく4000年よりも前に修復工事があるものと思いますが、ビッグベン自体が傾いているということが話題になっていて議会広場からビッグベンの写真を撮影する観光客たちが傾きを話題になっているとか。

人が作り出した建造物は、例外なく地面の上にたっていて、その地面はわずかではありますが動いています。その結果、月日が経つにつれて建っている状況は変わっていきます。今回のビッグベンだけでなく世界中に存在する歴史的建造物について、どのくらい傾いているのかを調べてみると面白い結果がでてくるかもしれませんね。

【参考】J-CASTニュース http://www.j-cast.com/2011/10/11109587.html




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