アイデアが湧く歩き方とは
昼休みになると食事もせずに散歩に出かける先輩がいます。缶コーヒーしか飲まずに夜遅くまで仕事をしているので、周囲からはサイボーグと呼ばれている彼ですが、本人に言わせると自分の考えを整理するために散歩をするのだとか。不思議と散歩をしていると、モヤモヤとした自分の考えがうまくまとまるといいます。
実は、散歩などの一定のリズムを繰り返すような運動には、大脳を覚醒させると共に精神的に落ち着かせる効果もあるので、冷静で的確な判断ができるようになるといいます。これは脳内から出るセロトニンという物質によってもたらされる効果なのです。
これによって、頭がぼーっとしているときに覚醒させることができますし、考えがまとまらないといった興奮状態を一度落ち着け、整理することができるのです。このように散歩は確かに効果的であることがわかります。
では、どのように散歩をすればよりこうかてきなのでしょうか。そのコツは、1秒に2歩の比較的速いペースで歩くことにあります。この歩き方によって、セロトニンを放出しやすくし、アイデアを出しやすい状況を作ってあげることができるのです。
歩く以外に座禅のときに丹田呼吸法というおへその下あたりがふくらむよう意識して呼吸するやり方をすることによって、頭が冴えるだけでなく、不安や緊張といったネガティブな気分がなくなり、元気が出てくるといった効果が認められているといいます。
自分の中で頭を整理したいときには、自分の席やそのまま悩み続けるのではなく、外に出て散歩をしてリラックスした状態で、気持ちを切り替えてみましょう。席に戻ってきたときの自分は、きっともっともっと頭の切れる人になっていると思いますよ。
【参考】
・Web R25 http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/wxr_detail/?id=20110602-00020228-r25&vos=nr25gn0000001
モチベーションを思うまま高める法 (2011/04/02) 小山 龍介 |
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