仕事とプライベートを充実させる五月病対処法とは
ゴールデンウィークが終わりを迎えると本格的に五月を迎え、今まで新年度から希望や夢、そしてやる気を胸に突っ走ってきた人も急速に失速してしまい、何事においてもやる気が起きなくなってしまう「五月病」にかかってしまう人も多いのではないでしょうか。
そんな五月病に対して、サンセットコーポレイションが行なったアンケート調査によると、「五月病への対処法」として全年代で「寝る」という答えが昨年を上回ったそうです(男性1585人、女性196人を対象)。
中でも20代女性の30.8%、30代女性の実に40%が「寝る」と答えていることから、特に女性を中心にひたすら「寝る」ことが、心と体の疲れを癒すことであり元気の源になっているようです。また、40代以上女性に至っては、五月病への対処法が「特になし」と答えた人は誰もいなかったといいます。このことから年が上がるにつれ積極的に飲食や趣味など何かをして発散させていることがわかります。
もちろん、休日は思いきり寝て過ごしすべてを忘れてしまうのも1つの手だと思いますが、それでは肝心の仕事に結びつくものが少なくなってしまいます。どうせなら、プライベートで仕事のストレスを発散させながらも仕事のタメになることができれば最高ではないでしょうか。
そんな2つをうまく両立させるためには、「プライベートを全力で楽しむこと」が最も大切なのです。何でも構いません。趣味の世界や子供と遊んでいるときに、ふと思いついたことや、仕事に関わるようなものを見つけたときに、それをしばし真剣に考えてみるのです。例えば「このレストランはヤケに人が入っているな。どうしてだろう」という風にビジネスライクに考えてみます。そこで真剣に考えたことは、後で自分の無意識のうちにひらめきのネタになることが多いのです。
ジェームス W.ヤングの「アイデアのつくり方」という薄い本の中で言っているのは、ひらめきは既存にあるものの組み合わせなのです。ということは、日常生活の中で自分で考えたパーツをいかに集めるかが仕事の世界で求められるひらめきに活かされるということなのです。プライベートを真剣に遊び、そこからでる「どうして?」を真剣に何かを考えてみる。たったこれだけのことを繰り返すことによって、仕事とプライベート両方を満足することができ、ストレスも発散するのだと思います。是非試してみてはいかがでしょうか。
【参考】Walker plus http://news.walkerplus.com/2010/0509/10/
アイデアのつくり方 (1988/04/08) ジェームス W.ヤング今井 茂雄 |
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