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売った恩は忘れる仕事術

2010/03/16 Category: ビジネス

ビジネスの世界は、ドライな部分もありますが一方で人間関係を大切にする面も非常に多くあります。人間関係ができているがゆえに通常であれば受けてくれないような仕事でも「仕方がないからやってあげる」という風にプラスに働くことも非常に多いのです。

そんな人間関係はほんの些細な恩のやりとりによって生まれます。通常ではあまりやりとりをしない相手から仕事を頼まれた時に、「そう言えば昔、あいつには色々やってもらったから少し無理をしてでもやってあげようか」となります。誰かに親切にしてもらったことは相手は心の片隅に覚えているものなのです。

では、反対に恩を売った方はどうでしょうか。自分が相手のために何かをしてあげたときに、その相手に恩を売ったといつまでも覚えておくべきでしょうか。これに関しては中国の古典の処世訓集「菜根譚」に次のようなことが紹介されています。

「恩仇のともにほろぼすにしかず(不若恩仇之倶泯)」

これは、「恩と恨みはなかったことにするのがよい」という風に訳すことができるそうなのですが、自分が売ったつもりの恩は、恩着せがましく覚えていないで忘れなさい、と考えることができるといいます。つまり中国の先人も売った恩についていつまでも考えることを戒めているのです。

恩を売ったほんの一瞬、そんな自分を褒めてあげ気持ちよく次の仕事へ向かっていくというその場限りの充実感を得ることができればそれで十分ではないでしょうか。いつかは自分も回り回って誰かに恩恵を得ることになるのですから結局は相殺されるのです。そう考えると、相手に対して誠実にやれることをやってあげるという気持ちで仕事をすることによって、自分は将来多くの人に助けられながらいい仕事をすることができるのではないでしょうか。

【参考】日経ビジネスAssocie Online
http://www.nikkeibp.co.jp/article/nba/20100315/215810/

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