文字通り一年を締めくくる忘年会に
そろそろ忘年会の季節となり、自分の担当でも若手が会場の手配やスケジュール調整など慌ただしく動いています。毎年のこと、そしてメンバーも同じ職場の人ということでどうしてもなれ合いの中でダラダラといつもの飲み会をしてしまいがちになります。
しかし、せっかくの忘年会なのですから、愚痴や仕事による途中退席などをせずに文字通り一年を締めくくることができるような集まりにしたいものです。一年を締めくくる方法が問題となりますが、やはり今年一年自分たちはどうだったのか、あなたはどうだったのかといった心に残る振り返りがあるといいとコミュニケーション塾主宰の今井登茂子さんは話します。
その1つおすすめとして挙げているのが「感謝の会話」です。「今年もありがとうございました、来年もよろしくお願いします」では味気ないので、さらにどのようにありがたかったのかを自分なりの言葉で相手に伝えてあげるといいといいます。
その一例を以下に挙げます。
「残業を何度も手伝ってくれましたね。本当にありがたかったですよ」
「何でも分からないこと聞いてと言ってくれた言葉、すごく嬉しかったです」
「電話の対応、うまくなったね。おかげで助かったよ」
「産休でご配慮いただきうれしかったです。おかげで元気に育っています」
隣に座った人にまつわる感謝の言葉を探しながら声を掛けて上げる、そして席を移動しながら様々な人に感謝の気持ちを伝えることによって、みんなの気持ちも温かくなり会話や人間関係もよりよくなるのです。
そんな感謝という温かくも強い関係の中にいることによって、来年もいい年になるようにみんなで頑張ることができるのではないでしょうか。
【参考】日経Plus1 2010/11/06
必ず、人生がうまくいく「ひとこと」の魔法 (2006/10/19) 今井 登茂子 |
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