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父親と長く過ごすと我慢強くなる

2009/03/20 Category: 子育て

21世紀出生児縦断調査

1歳の時に休日に父親と過ごす時間が長い子供ほど、5歳になった時点で我慢強く落ち着いているという調査結果が、厚生労働省が発表した「21世紀出生児縦断調査」で明らかになりました。

調査対象は実に35,000人、5年以上にも及ぶ大調査となりました。調査項目は次の6項目について1歳半の時からどのように変化したかを見るものになっています。

<質問項目>
・落ち着いて話を聞くこと
・ひとつのことに集中すること
・がまんすること
・感情をうまく表すこと
・集団で行動すること
・約束を守ること

これらの内容について、休日に父親と過ごす時間別に集計したところ、6項目すべてで6時間以上接していた子供が1時間未満の子供よりも上回る結果を得ることになりました。最も大きな差となって現われたのが「がまんすること」という項目で8.7%の開きが生じています。

ここから分かるのは、やはり子供の人格形成に親は非常に大きな影響を与えているということ。それも父親の影響が大きいということがわかります。平日にどうしても一緒にいる時間が少なくなりがちなお父さんにとって休日が勝負になるのです。ここで一緒に遊んだり、どこかに出かけたりしながら、子供に様々なことを経験させ、社会の中で生きていくための基本的な考え方を伝えていくことができるかが鍵になるのだと思います。

本調査結果では、1時間未満しか接していなくても6割から7割の子供が質問項目を達成していることから、多く接することによって劇的に変わるという訳ではありません。しかし、多くの時間子供といることによって、この項目以外にも父親として子供を導くという目に見えない効果は確実にあると思います。

それ以上に子供と一緒に遊ぶ楽しさの方が勝り、その延長線上に上記のような結果が生れてくるのではないでしょうか。いずれにせよ、子供が素直で元気に育ってくれるよう父親としても、できる限りのことをしてあげたいものです。

【参考】
・日本経済新聞 3月16日
・厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/syusseiji/tokubetsu/kekka03.html

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