頼り、頼られ
いつも元気で生き生きとしている人でも、常にその状態が続くわけではありません。時には落ち込んだり悲しくなったり、つらくなったりするものです。落ち込むことがあるからこそ楽しいときに、思い切り「楽しい」と思えるんですよね。
落ち込むときには、自分一人で悩むのではなく誰かに頼ってしまっていいんだと思います。人は、一人で生きていくことはできないのです。夫婦、家族、恋人、友人たちに支えられながら、自分たちは毎日を生活しているのですから。
楽しいことは多くの人で共有することでより一層楽しくなるし、つらいことは多くの人で分かち合うことだってできます。
大切なのは、自分がつらいときには周りの人に頼ることと共に、その分自分に心の余裕があるときに誰かのために力になろうとしてあげること。
それがあるからこそ、誰かにおもいきり頼ることができるのです。そういう意味で自分の余裕があるときには心の充電をし、落ち込んだときにそこから元気をもらう仕組みがあるのかもしれません。
ボランティア・NGO・NPO―支え合いの姿と心 (宮崎公立大学公開講座) (2003/07) 宮崎公立大学広報委員会 |
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