そしてキャラメルはすべて裸になった・・・
以前、群馬県の伊香保温泉にある竹久夢二記念館に行った際に購入した明治ミルクキャラメル。デザインは竹久夢二自らが行ったものだそうですが、このパッケージで当時発売されることなく、幻のキャラメルとなっていたそうです。それを復刻させ、現在竹久夢二記念館で限定販売されています。赤は「恋」、緑は「旅」、黄色は「酒」を示しているそうです。その他にタンポポの綿毛が描かれています。面白そうだったのでかなりの数を購入してきておいてありました。
その1箱を奥さんが子供に渡してしまったところから物語は始まります。よく包装されているビニールの糸状になった部分を歯で上手にくるくるとはがし始めます。この時点では中に何が入っているかわかりません。ビニールをはがした後、キャッキャと振りまくると中から全てのキャラメルが、今まで閉じ込められていたかのように飛び出して来ます。はじめは驚いていた子供も、なにやら楽しそうなものが出てきたとニコニコ。
とりあえず、散らばったキャラメルを木の箱の中に入れて子供がどうするか観察することにします。すると彼は一つを手にとって丁寧に包装紙をはがしていくではありませんか。教えたこともないのに、本当にきれいにむいていきます。中にははがせないものもあるみたいで、投げ出してしまうのですが再度チャレンジしてはがしていきます。
はがした後のキャラメルを食べてしまうのかなと思っていると、中身には興味がないのか、キャラメル自体は放り投げてしまい、次の包装紙をはがす作業に移行するのです。底までするなら食べようよと思うのですが、始めに少しだけかじってからは見向きもしないのです。
そうこうしている間に全てのキャラメルの包装紙をはがしおえた彼。これで満足するかと思いきや、そうではなく、おもむろに一つを取り出すと私の口に「ん!」と言いながらつっこんでくるのです。食べて欲しいのでしょう。仕方がないので食べてあげると嬉しそうにさらに一つ一つと口に押しつけてきます。4つの段階でギブアップした私に子供は「もっと食べてよ・・・」と悲しそうな顔。
すみません、自分の口がもっと大きければ、あなたの欲求を満足できるのに。
ちなみにキャラメルは、普通のミルクキャラメルで全てはがされて裸になったキャラメル達は自分以外の何者かによってきれいに処理されていました。
まだ10個くらいあったのですが・・・
子供の器用さに改めてすごいなと感じます。包装紙をはがし始めた時点で、やめさせることも考えたのですが、人に迷惑をかけているわけでもなく楽しんでいるのならどんどんやらせてあげたほうがいいと思い、さらに手先の訓練にもなるかなと感じました。その結果、こんなにも楽しい出来事になったのですから、まさに一石三鳥といえるでしょう。
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