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うわさの公式

2008/09/24 Category: 日記

人の噂も七十五日ということわざもありますが、このうわさというものは、いくつかの要因で発生し、そして広がっていくそうです。その記事を見付けたので、見てみたいと思います。

アメリカの心理学者、オールポートらはうわさの流布についての公式を提案しています。そのうわさの公式は以下の通り。

R = i × a

R:うわさの流布量、i:重要さ、a:曖昧さをそれぞれ示していているそうです。

一般に重要で、曖昧なことはうわさになりやすく、重要でも曖昧でないものはうわさにはなりません。例えば、選挙は重要な出来事ですが、当選者の開票結果が1票単位まで書かれていたらうわさにはならないと思いますが、約1万票で当選と言われたら様々な憶測が飛び交い、うわさが起きるでしょう。また、どの歯磨き粉がいいかというのは、曖昧だけど重要ではないのでうわさにはなりません。

さらに怖いのは、うわさは時に真実として語られることです。「大雨で堤防が決壊するかもしれない」といた内容が、簡単に「堤防が決壊した」という形に変換されていくのです。

人は、このように伝わった内容について、その真偽を考えることをあまりしません。人からこうだと言われたものについては、先入観を持ってしまうためその通りだと思いがちになってしまいます。

上の公式でいうところの、iは比較的誰でも判断しやすいのですが、今一度「a」がどの程度なのか、そして正しい情報なのかどうかを確認するような心がけが大切だと思います。

【参考】be on Sunday 9月21日

うわさが走る―情報伝播の社会心理 (セレクション社会心理学 (16))
(1997/05)
川上 善郎

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