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ワインの生産量第2位の意外な場所

2010/06/04 Category: ニュース

ワインは日本の酒税法では「果実酒」に分類されます。ワインと名乗ることができるのは原料にブドウを使っているものだけで、それ以外はワインと名乗ることはできません。果実酒のなかには、ワインの他にシードル(原料果実はリンゴ)、リモンチェッロ(原料果実はレモン)などがあり、その果実酒を蒸留してアルコール度数を上げたものをブランデーと呼びます。

日本でワインの生産量が第1位は、おのずと知れた山梨県です。勝沼を中心にワイン生産地が並んでいて、街の中には至る所にブドウ畑が点在しています。ワイン畑というと林真理子さんの「葡萄が目にしみる」という物語を思い出します。甘酸っぱい青春をブドウに重ねていた自分がいたのかもしれません。

そんなワインですが、山梨に次ぐ第2位はどこかわかりますか?それは神奈川県なのです。神奈川県のシェアは全国の約3割にも及び、3位の岡山県を引き離して堂々の第2位なのです。しかし、神奈川県に住んでいる自分からみると疑問が湧いてきます。神奈川で、山梨のようにブドウ畑が広がっている場所を想像することができないのです。自分が知らないだけなのかと思っていたのですが、ブドウの収穫量でいうと、神奈川は全国の0.4%に過ぎないとのこと。では、どうして収穫していないのにワインの生産量が多くなれるのでしょうか。

それは、藤沢市にあるメルシャンの工場が大きく寄与していることが理由なのです。メルシャンといえば国内で最も有名なワインメーカーの1つでしょう。その工場では、主に輸入したブドウ果汁を利用してワインを生産しているといいます。個々に1つのからくりがあります。

国内で醸造されるワインは原料であるブドウの産地に関係なく、統計的には「国産ワイン」としてみられるというのです。国産のブドウが原料になっているワインは果実酒全体の4分の1程度で、残りの多くは海外から濃縮果汁として輸入されています。この濃縮果汁を利用すると1000円未満の低価格商品に、国産ブドウを利用するとやや高級になっていきます。

どちらにも様々な楽しみ方があると思います。以前テレビでやっていた芸能人格付けチェックではありませんが、少なくとも自分は低価格商品の方が口に合うような気がします。そういう意味で神奈川県にいながら、そのできたてを飲むことができるのは嬉しい限りです。

【参考】日本経済新聞 2010/06/03

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