魚を食卓に復活させるための作戦
とある番組で、魚の消費量が年々減少しているということを報道していました。さらに、そのことを示すかのように、全国漁業協同組合連合会は7月15、16両日に全国で一斉休漁する方針を固めたそうです。
もちろん、主な原因は燃料となるガソリン代の価格高騰が挙げられますが、消費量の減少も関連があるものとされています。
日本人といえば、寿司などに代表されるように魚料理が大好きな人種だと思っていたのですが、近年では調理のしにくさ、食の多様化などから、段々と肉食が主流となりつつあり、魚があまり好きでない人が増大しているといいます。
自分は、魚料理が好きですが、それでもスーパーなどで一匹の魚を買ってくると3枚にオロしたり下ごしらえすることに慣れていないため相当な時間を要してしまいます。せっかく調理されたものよりも安くてしかも美味しそうで食べたいのに、面倒というひと言で敬遠されるのは本当にもったいないと思います。
本来、日本人は魚が好きなんですよね。その上で、どうしたらみんながもっと美味しく魚を食べられるかについて、お店側への要望を込めて考えてみたいと思います。
【ポイント1】魚の種類、食べ方が分からない
マグロなど遠海の魚や養殖物以外にも、旬である近海物の魚は美味しくてたくさん獲れるものを多くあると思います。しかしながら自分たちはどのような魚があるのかを知りません。旬の食べ物をもっと食べたいのですが、その機会がないんです。
なので、近海物を多く取りそろえてもらって、さらにどのように食べたらいいのかを教えてもらえるといいと思います。東京都東久留米市の魚屋ではそれを実践しているようですが、魚なら何でも聞いてくれというようなお店であって欲しいと思います。スーパーは何も教えてくれないですもんね。
【ポイント2】家で調理できない
スーパーに行くとわかると思いますが、1匹丸ごと売られているものは、すでに切られて盛られているものよりも安く購入することができます。これを使わない手はありません。しかし家でこれを3枚におろしたりはらわたを処分したりと色々苦労も多いので、この部分をお店でやってもらえるサービスを全面に押し出してはいかがでしょうか。スーパーでも実施しているところがありますが、なぜか表示が小さかったりします。
商店街にある魚屋さん、それが一番の魚の先生だった時代。魚屋さんの減少に伴って、教えてくれる人がいなくなって、魚から離れてしまう人が多くなってしまうのもある意味当たり前なんですよね。
自分たちが、積極的に知り、食べていくことも大切ですが、こうしたサポートをしっかりしてくれるお店の登場により、今まであまり登場することのなかった魚まで美味しく食べられるようになるかもしれません。
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