Googleの面接試験で出題された難問
世界的に急成長を成し遂げているIT企業といえばGoogleをおいて他にはないでしょう。世界中から有能な頭脳を集め、日々これまでにないような斬新なサービスを提供し続けることができる風土を短い期間に作り上げることに成功しました。そんな企業に入るための面接試験の問題も、普通では考えられないようなものでその人の考え方や無限の創造力を試されています。今回は、Googleの試験について見てみたいと思います。
<試験問題の一例>
1. スクールバスにゴルフボールは何個入るか?
2. シアトルにあるすべての窓ガラスを洗浄するとしたらいくら請求するか?
3. ある国の人々は男の子の赤ちゃんだけを欲しがったため、どの家族も男の子を産むまで子供を作り続けた。この国では男の子と女の子の人口比率はどうなるか?
4. 全世界でピアノの調律師は何人いるか?
5. マンホールのふたはなぜ丸いのか?
6. サンフランシスコでの緊急避難計画を立てよ。
7. 時計の長針と短針は一日に何回重なるか?
8. あなたは同じサイズのボールを8つ持っている。そのうち7つは同じ重さだが、1つは他のボールよりもわずかに重い。はかりを2回だけ使ってこのわずかに重いボールを見つけるにはどうすればいいか?
9. あなたは体重は変わらずニッケル電池ほどの大きさになってしまった。そしてガラスのミキサーに投げ込まれてしまい、ミキサーの刃は60秒以内に動き出す。あなたならどうする?
10. あなたは友人たちとパーティをしており全員であなたを含めて10人いる。友人の一人が賭を提案してきた。それは、あなたと同じ誕生日の人がこの中にいればあなたは1ドルもらえ、同じ誕生日の人がいない場合には友人が2ドルもらう。あなたはこの賭を受け入れるか?
この他にも数多く問題はありますが、ここまでにするとしてあなたならどのくらい答えることができるでしょうか。なかには確実に唯一の正解を導くことができるものもあれば、主観的になってしまうものもあるでしょう。しかし、答えが正しいかどうかはきっと関係ないと思います。その答えに至るまでにいかにそれらを論理的に筋道たてているかを見たいのでしょう。日本のコンサル会社の問題で「日本に電信柱はいくつ存在するか?」という問題を出して、その場で答えさせる面接を行った所もあるそうです。こういった場合には、もっともだと思える前提条件をいかに揃えることができるかが重要なカギとなってきます。
画一的な回答を出すことが大切とされてきたこれまでの入学試験とは全く異なった考え方が今、徐々に求められる時代になったことを象徴しているのかもしれません。今後、学校の教育も答えが合っていることを求めるのではなく、「どうしてそうなるの?」という理由を追及するようにかわっていく時代がやってくるのではないでしょうか。
【参考】
・The Business Insider http://www.businessinsider.com/
・GIZMODO JAPAN http://www.gizmodo.jp/2009/11/1515.html
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