印象度を上げるちょっとした仕草
来年に向けた就職活動も本格化しており、厳しいながらもスケジュールだけは確実に刻一刻と過ぎて行っています。面接でのポイントは、受け答えは勿論なんですが多くの企業ではその人の見た目や仕草などが大きな要因になっていることもあることを数多くの書籍で紹介しています。
まさに面接開始から3分程度が鍵になるんですよね。自分がやる気があって能力があったとしても、面接官と話す数分間にそれをうまく伝えないといけません。そのために、印象をよくするための動きは大切になってきます。そこで、印象度を上げるためのちょっとした仕草を紹介したいと思います。面接だけでなく、多くのビジネスの現場や近所づきあいなどの日常生活でもうまく使えると思います。
■あいさつ
・少し遠くから声を掛ける
不快感を与えないようにするため、初対面の人には両手を広げたくらいの距離から話しましょう。その方が相手も安心します。
・一歩前へ出てあいさつをする
返事があったら一歩前へ進み、相手の目を見てからお辞儀をします。やや速めに上半身を倒し、ゆっくりと起こすと礼儀正しく見えるでしょう。お辞儀がすんだらまた相手の目を見ます。
■座るとき
・商談などは正面から
商談を成立させたいときなど、相手を自分の中に引き込もうとするときは互いに正面になるように座るといいでしょう。
・話を弾ませたいときは直角に
相手の顔をまじまじと見なくてもそれなりに、向き合っているように見えることから、相手との距離感をはかることを意識しなくてもいいので、自然と話は弾みやすくなります。
■表情
・面接やプレゼン時
心持ちあごをあげて、前向きな気持ちを表現します。ただし上げすぎると尊大に見えるので注意が必要です。
・真っ直ぐにして誠実さをアピール
真っ直ぐにあごを向けると、相手に誠実さを印象づけることができます。
・接客時や目上の人に対して
あごを下げ気味にすると控えめな印象を与えることができます。下げすぎると逆に卑屈な印象になりやすいので注意しましょう。
■握手
・大きく一歩を踏み出す
自分の掌が変な汗をかいていないかをきちんと確かめた後、相手が男性なら自分から握手をしましょう。目上の人や女性に対しては原則として待つ方がベターです。大きく一歩を踏み出して手を出すと好印象を与えることができます。
・男性は強く、女性は柔らかく
相手の目を見て男性の場合は強く、女性の場合は柔らかく握ります。強くといっても握りすぎて相手が悲鳴を上げないように注意します。
ほんのちょっとしたことで相手に印象を残すことができると共に、悪い印象も簡単に伝えることができるくらい、ノンバーバルコミュニケーションは多くの情報を相手に与えるのです。必要なときにとっさに出てくるものではないので、日頃から会社が学校などで心がけてみるのがいいですね。
【参考】日経Plus1 1月10日
出会った人すべてを味方に変える技術 (2008/05/10) 臼井 由妃 |
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