あしたまにあーな

ほんの数年前から、かなりの市民権を得てしまった「腐女子」。携帯電話で変換しても一発で正確に変換できてしまうくらいポピュラーな言葉になりました。腐女子とは、男性同士の恋愛を扱った小説や漫画を好む趣味を持った女性のことを指す言葉なんですが、これに似た言葉として最近登場してきたのが、「プ女子」です。”ＦＵ”ではなく、”ＰＵ”なんですが、一体どのような言葉なんでしょうか。

プ女子とは、プラモデル好きの女性のことを指す言葉だそうで、女性の間で最近プラモデル作成への人気が急上昇していることから名付けられた言葉のようです。類家明日香というグラビアアイドルは樽ドルという愛称と共にガンプラマニアでも有名ですが、このようにプラモデルが大好きだという女性が、収集だけでなく製作にまで手を出していっているそうです。

確かに、デコ電やネイルアートなど多くの女性がファッション性や個性を出すために色々とアート作品に目をむけるようになってきているので、親和性はあるのかもしれません。さらに、西日暮里にはフィギュア講座を開設しているところ（模型塾）があるのですが、受講生に占める女性の割合が80％という驚異的な割合になっているとのことで、ブームになる一歩手前のような感じです。

気になる疑問は、「どうしてプラモ作りを始めたのか？」ということ。いちばん多かった答えは、「ワンダーフェスティバルに行って、この道に目覚めた」というものだそうです。通称「ワンフェス」と呼ばれるこのイベントで主に扱われるのは、ガレージキットという模型のジャンルで、ガレージキットの製作は、プラモのように組み立てるだけのものよりも、型をこねたり削ったりして自分で作っていくという点で、プラモ作りよりもハードルが高いものになっているのです。

ここまでくると、プラモデルやガレージキットというもの自体が立派な芸術作品といえますよね。作っている対象がアニメなだけで、できたものはヲタとは言わせない雰囲気すら漂ってきます。もはや、ガンダムやエヴァンゲリオンといったメカや、アニメキャラである必要性はないのかもしれません。

今後もプ女子の勢力地図を注意深く見守っていきたいと思います。

【参考】
　・gooニュース http://news.goo.ne.jp/article/gookeyword/life/20081210.html
　・MouRa http://mopix.moura.jp/?p=1076

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