シューマッハが引退した真の理由とは
約1年半前にF1の世界から華々しく引退したミハエル・シューマッハ。
まだまだできそうだと誰もが思っていたものですが、華々しく去ることによってその人物の偉大さはより際だつ傾向にあることから、きっと彼も余力を残したままかっこよく去りたかったんだろうと思っていました。
彼のF1での記録は驚異的です。7度のタイトル獲得、91回の優勝、154回の表彰台、68回のポールポジション、1,369ポイントと素晴らしい記録は、今後しばらく並ぶドライバーはないだろうと言われています。
彼が所属していたフェラーリには、翌年にキミ・ライコネンの加入が決定していました。加入すると、第1ドライバーはシューマッハ、第2ドライバーはライコネンとなり、第2ドライバーであるフェリペ・マッサが落選してしまうことになります。
そのライコネンに負けるのを恐れて引退したと言われていましたが、この度シューマッハは、それを完全に否定し「キミ・ライコネンを相手にしても、僕は全く問題なかったはずだよ」と付け加えています。おそらく本当にそうなんだろうなと思えます。
その上で、引退した真の理由を、「友達のフェリペ・マッサにシートをなくしてほしくなかったから、やめたんだ」と語っているそうです。
自分のより上の成績やまだやれるという気持ちに整理をつけて、友人のために引退をしたシューマッハの姿は本当にかっこいいと思います。譲られたマッサも現在のところ、ポイントでトップに立っています。
ファンとしては、シューマッハのDNSを受け継いだマッサとライコネンの相乗効果で、より強いフェラーリ、そしてそれを追うマクラーレン等のチームが切磋琢磨してより面白いレースを見れれば最高ですね。
【参考】Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080716-00000001-rcg-moto
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