2013年春のばら苑公開
毎年、素晴らしいバラを魅せてくれる生田緑地のばら苑
暖かい日差しが差す土曜日、家族4人で訪れることにします。今回の目的はバラをじっくり鑑賞することの他に、芝生の上で子供を開放し思いっきり遊ばせること。同じように考えていらっしゃる親も多く、芝生の上は子供達の遊び場になっていました。
ばら苑のガードマンや係の方はみんな親切で優しい人ばかりです。すごく親しげに話しかけてくれるので、思わずご苦労様ですとお声がけしたくなってしまいます。途中のマイクロバス乗り場でもユーモアセンスのあるおじさんが、素晴らしい話芸で待つ人を楽しませていて、プロ意識を感じてしまいます。
到着すると、子供達は大はしゃぎ。とにかく走り回ります。下の子供もお兄ちゃんを追いかけては、キャッキャと言っています。自分と奥さんで手分けをして、片方が鑑賞する人、他方が子供を遊ばせる人になり、個々で楽しむことに。
春のばら苑はとにかく華やかで、実に多くのバラが咲き誇っています。圧巻なのは真っ白いバラであるアイスバーグというバラの群生。赤系が多い中で真っ白い花が咲き乱れる様子は、そこだけ異次元に来たような錯覚になります。
今回注目したのは、そういったバラの色。バラ色の人生という言葉をよく聞きますが、バラ色といっても様々な種類が存在し、中でも複数の色が混じっているバラに注目してみました。赤を基調として、黄色やオレンジなどが一つの花の中で存在しているものもあれば、一つの株の中で異なる色のバラが咲いているものもあります。
その中で、気になったのはディズニーランド ローズ。このバラは、アメリカ・ディズニーランドリゾートの担当者とジャクソン&パーキンス社の協力でできたものだそうで、 カリフォルニア州にあるディズニーランドパーク内やDisneyland Hotel、東京ディズニーランド、東京ディズニーシーにも植えられているといいます。これも一つの花の中で、赤や黄色が混在し華やかな夢の世界を演出しています。
子供達のもとに戻ってみると、いつもの通り9つの石が3×3で置かれている場所で、石飛びに夢中になっていました。バラよりもこういったものの方が楽しいようです。暑い日だったのでアイスクリームをあげて美味しそうにほおばる子供達を見ると、連れてきてあげて良かったと思えます。
次回もこうやって素晴らしいバラをまた魅せて欲しいという願いから、帰りに幾ばくかの募金をして帰途につきました。いつも思うのですが、基本的に無料であるこのばら苑で、ここまで整備されて綺麗なバラを見せてくれるために、係の方の苦労は並大抵ではないと思います。
いつも本当にありがとうございます。また次回も楽しみにしています。
プロが教える バラのすべて (ブティック・ムックno.1006) (2012/04/27) 京成バラ園芸株式会社 |
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