あしたまにあーな

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西郷どん 第13回「変わらない友」

2018年4月 08日 By: rainbow Category: 2018年_西郷どん No Comments →

前回は、働き方改革の影響でお休みになってしまった本編も無事に再開し、篤姫が江戸城へと輿入れを果たします。いつぞやの大河ドラマではこの輿入れを成功させるために西郷が準備に奔走している様子が描かれていましたが、今回はかなりあっさりした雰囲気で終わってしまいます。

おそらく、彼を描く上でそこまで時間をかけるべきでないということなのかもしれません。その延長線上で渡辺謙さんが演じる斉彬が吉之助に対して、彼にしてはめずらしい薩摩言葉「おやっとさぁ」とねぎらった場面も、先ほどの力のいれ具合を考えると軽くなってしまったのが少々残念なところではあります。

そんな吉之助は薩摩に戻り周囲との壁を感じてしまうことになります。その筆頭が正助でしょう。密命をになっている吉之助が話せることはほとんどない状況に対して、正助は吉之助は遠い存在になってしまったと嘆きます。さらに、西郷家も困窮を極めていて、これで再度江戸に出立することになると家族の生計はどうなってしまうのか、ドラマでは触れられていませんでしたが心配になってしまいます。

結果的には、正助の新妻から江戸行きを勧められ吉之助と共に薩摩をあとにすることになります。この辺りは翔ぶが如くで西田敏行さんと鹿賀丈史さんが、海でジャンプする場面が脳裏をよぎった人も多いのではないでしょうか。外界に飛び出した2人がどのように活躍していくのか楽しみにしたいと思います。

■紀行■
・京都府京都市
 清水寺成就院
 JR「京都」からバス「五条坂」下車徒歩10分


NHK大河ドラマ「西郷どん」オリジナル・サウンドトラックI 音楽:富貴晴美

西郷どん 第9回「江戸のヒー様」

2018年3月 04日 By: rainbow Category: 2018年_西郷どん No Comments →

いよいよ江戸編の始まりです。薩摩ののどかな雰囲気や桜島もしばらく見られないのかなと思うと、見ている自分の方も少しさみしくなってしまいます。江戸にやって来た吉之助は早々にふきという女性に会います。彼女はその昔薩摩で気にかけていた子供で、どうしてここまでこの女の子とのつながりを描くのかなと思っていたのですが、この場面を描くためだったんですね。

貧しく自分が村を去らなければ家族全員のためにならないと幼心に思ったのですが、それを止めることが出来なかった吉之助はもの凄く後悔すると共に自分の力のなさを嘆いたのでした。それが今回ふっと「偶然にも」登場したのですが、この先彼女はどこまで引っ張るのか少し楽しみでもあります。

そんなふきのことをひいきにしていているのが、「ヒー様」と呼ばれる町人風の謎の男でした。後で彼が一橋慶喜なのではないかと見られていますが、ここまで彼の前に偶然が2回も重なると、本当かなと思ってしまいます。フィクションなのは分かっているのですが、吉之助の置かれている立場の中で、お偉方が寄ってくる状況にはもう少しだけ自然な形で見せて欲しいと思います。

斉彬から密偵として、側近で活動することを許されるようになった吉之助。どんどんお殿様やその周辺との絡みが増えてくるみたいなので、その自然な流れに期待したいですね。

■紀行■
・東京都千代田区
 紀尾井坂
 JR「四ツ谷」下車 徒歩8分

・東京都港区
 芝薩摩藩屋敷跡
 JR「田町」下車 徒歩6分


NHK大河ドラマ「西郷どん」オリジナル・サウンドトラックI 音楽:富貴晴美

西郷どん 第8回「不吉な嫁」

2018年2月 25日 By: rainbow Category: 2018年_西郷どん No Comments →

今回のメインはなんといっても吉之助の嫁の須賀でしょう。嫁いできてから西郷家には不幸が重なり、周囲からも不吉な嫁と言われ肩身の狭い思いをしてきました。さらに、吉之助が江戸に行くことになったことに対して家系が苦しいといった状況を家の中で訴え若干孤立することになってしまいます。結果的には、大久保正助たちの支援もあって、江戸に行くためのお金がなんとかたまるのですが、それでも須賀としては西郷家に居場所はなかったのでしょう。

離縁することになって、後に語っていますが吉之助は優しすぎてしまい、結果的に自分が吉之助を束縛してしまうかもしれない。だから、吉之助には自由でいてもらいたいがために自分が厳しい口調で身をひく決意をしたといいます。ということは、吉之助にとってもこの離縁はきっと今後にとってマイナスな面だけではないということなのでしょう。

さて次回は、いよいよ江戸に向かう吉之助。斉彬と共に世の中を少しずつではありますが動かしていくのではないかと思います。正助の熱い思いも今回聞けたことから、こうした人々がどのように薩摩から飛び出していくのか楽しみにしたいと思います。

■紀行■
・神奈川県横須賀市
 ペリー公園
 JR「久里浜」からバス「ペリー記念碑」下車すぐ

・神奈川県横浜市
 たまくすの木(横浜開港資料館)
 JR「関内」下車 徒歩15分


NHK大河ドラマ「西郷どん」オリジナル・サウンドトラックI 音楽:富貴晴美