あしたまにあーな

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花燃ゆ 第24回「母になるために」

2015年6月 14日 By: rainbow Category: 2015年_花燃ゆ No Comments →

前回の衝撃的な久坂玄瑞の浮気告白から1週間。我々視聴者も文も、驚きを抑えることが出来ないまま今回に突入します。そんな中久坂家にとっては、小田村の次男を養子にするという話が持ち上がります。小田村に気持ちを打ち明ける久坂ですが、どこかに文に対する後ろめたさがあるような雰囲気であり、小田村はそんな状況を知るでもなく、いつ死んでもおかしくない状況なので言いだしづらかったと理解し、自身の次男を養子とすることを認めます。

しかし結果的に、久坂は京で何の心境の変化かわかりませんが文に対して、これからは父親としての役目をしっかりと果たすことを宣言し、すっかり心を入れ替えます。これで京でお世話になった辰路さんの出番も少なくなってしまうのでしょう。途中、寿の子供の頃の苦労話などもカミングアウトされましたが、夫婦仲という綿では小田村家も久坂家も良くなったのではないでしょうか。

一方歴史上の人物に目を向けると、高杉が京に向かったことを藩としては脱藩行為とみなし、次回からおなじみの野山獄へとつながれることになります。その責任を取って小田村は長崎に向かいます。このように政治の世界でも小田村の存在感は大きく、自分の知らない長州を見た様な気がします。そういった高杉の代わりに台頭してきたのが来島又兵衛なのですが、山下真司さんが演じるだけあって、とにかく熱い男です。過去の大河ドラマでは龍馬伝で角田さんが演じたこともあるということから、そういう人が配役されるのかもしれません。

長州が向かう道は物語のなかでは、まだまだ混沌としてよく分かりませんが、有力な人物がどのように藩をひっぱて世の中をかえていくのか楽しみにしたいと思います。

◆花燃ゆ紀行◆
山口県防府市
 - 防府天満宮

花燃ゆ 第23回「夫の告白」

2015年6月 07日 By: rainbow Category: 2015年_花燃ゆ No Comments →

始まりから敏三郎の男気を感じる事ができ、見ている方も盛り上がります。敏三郎自体は歴史の表舞台に登場することはない人物だと思いますが、男子である以上困難があったとしても国のために役に立ちたいという思いは同じであり、その強い意志を汲んで快諾した父の場面も最高でした。こうした詳細に聞かなくても、志を支えるというマインドを持つことが出来たら人間は素敵なんだろうなと感じるシーンでした。

その敏三郎を呼んだ高杉晋作が率いる奇兵隊ですが、京都での八月一八日の政変を聞いて戦に行こうという無謀な作戦を言いだし完全に自分を見失っているところに、小田村がやって来て諫めながら藩の重職に就くように話をします。この辺りの流れは完全にこの物語ではお約束になっていて、高杉や松陰などが頭に血が上っているときに、冷静で流れを正しい方向に持って行こうとする小田村という構図が定まっているような気がします。今後もきっと何度となくこの構図が出現することでしょう。

そして今回のその時がやって来ます。題名ともなっている「夫の告白」とは何か。それは京にいる辰路ととうとう一夜をともにしてしまったことを文に告白するというものでした。いつも以上に辰路との絡みシーンが多いなとは感じていて隣で見ていた奥さんもあからさまな嫌悪感を醸し出していたのですが、その時はやっぱり想像通りでした。この時代であるということを差し引いても少しヤバイ状況でしょう。大河ドラマでこういう話題が出てくる違和感を感じつつも、この先この夫婦はどうなってしまうのか気になるところです。

◆花燃ゆ紀行◆
京都府京都市
 - 堺町御門

広島県福山市
 - 太田家住宅

花燃ゆ 第22回「妻と奇兵隊」

2015年5月 31日 By: rainbow Category: 2015年_花燃ゆ No Comments →

前回まで血気盛んだった久坂率いる砲撃隊も、やがてやって来た異国による報復によって一網打尽にされてしまい、結果として下関の街は壊滅的な被害を受けることになります。歴史の世界ではこの大敗によって長州は大きく舵を切って異国とともに倒幕に向けることになっていくとありますが、まだそれは先のことのようです。久坂は敗北を認めながらも、軍備を増強していくことを主張するのに対して、新たな方法を提案する高杉。

毛利敬親の判断は、高杉の作戦にのること。早速町民を集めて奇兵隊を結成します。突然髪型も変わってしまったので驚きましたが、時代の先端を行っている感を出すことには成功しているようです。そんな高杉は外国船とまともに戦っても勝てはしないということ。そのためにどうすれば良いのか考えたときに奇兵隊を結成するという結びつきが、ドラマを見ているなかでは見いだせませんでした。きっとこれから、高杉のやっていることがどのように異国と渡り歩くことになるのか分かってくるものとみられます。

今回のもう一つの大きな出来事は萩の町で、女性も土塁構築作業に混じったということ。文が発起人になったような演出ではありましたが、徐々にその輪が広がり、椋梨の奥さんを始め、とうとう藩の大奥の取締役まで登場します。この辺りは7月からの大奥編へのつなぎという側面もあったのだと思いますが、みんなで力を合わせて萩の町を守るために努力したという雰囲気を作り出すことができていました。

さて、次回は京に向かった久坂をきっかけに、動乱が始まる見込みです。文も巻き込まれていくとありますが、どのような状況になるのか楽しみにしたいと思います。