あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように



石油ストーブ使用時の一酸化炭素中毒にご用心

2011年11月 30日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

節電が叫ばれた2011年の夏は、なるべくクーラーを使わずに様々なアイデアが実行されました。植物を使ったカーテンや昔ながらの製品が改めて見直されたりもしたのですが、冬も「夏にあそこまでがんばったのだから継続して節電に取り組みたい」と強く思う人は多くいるといいます。

そういった人たちが、なるべく節電をしながら暖かく過ごすために注目したのが石油ストーブです。メーカーは以前よりも数倍の人気から製造ラインを拡張したり、家電量販店では早くも品切れが続出しているほどの人気ぶりだといいます。石油自体が重要な備蓄エネルギーとして活用することができるという要因もあるといいます。

今まで利用していなかった人も多くいることから、想像できるのが石油ストーブによる事故です。やけど程度であれば治りますが、心配なのが不完全燃焼による一酸化炭素中毒です。一酸化炭素はニオイも異変も気づきにくく、致死能力も高い気体なので、利用者は最も気をつけなければならないものなのです。

一般に一酸化炭素濃度は、
・ 0.02%: 2時間から3時間で前頭部に軽度の頭痛
・ 0.16%: 20分間で頭痛・めまい・吐き気、2時間続くと死亡
・ 0.32%: 30分で死に至る
といわれています。

一酸化炭素中毒にならないためのベストはなんと言っても換気です。とはいっても、どのタイミングでどのくらい開けておけばいいのか分かりづらく、開けておく寒いのでなるべく開けたくはありません。とはいいつつ、開けないでおくと、それはそれで不安というジレンマに悩まされます。そこで密かに今大人気なのが「一酸化炭素警報機」なのです。

住宅用としては、フォースメディア製の「ストーブ見張り番(JF-EDCO1)」などがあります。単3形アルカリ乾電池3本が電源で、付属の取り付け用木ねじ、アンカープラグで天井に近いところに設置すれば準備完了です。ここまでをすべて自分一人で行うことができます。動作中は緑のLEDが点滅しており、一酸化炭素検知時には警報音と赤いLEDが点滅します。空気中の一酸化炭素濃度が0.007%から検知するといい、警告音が鳴ってから換気をすれば十分一酸化炭素中毒を防ぐことができます。

設置する際の注意点としては、一酸化炭素ガスは空気より軽いので室内であれば天井付近からたまっていくことから、警報機は天井付近に設置することで、より早く警報を発することができるということ。節電をしながらも上手に自分の体を守るために必要な対策といえるのではないかと思います。

【参考】Exciteニュース http://www.excite.co.jp/News/bit/E1321954785158.html

夏の汗を解消するシャワーの浴び方

2011年7月 30日 By: rainbow Category: ヘルスケア No Comments →

節電でクーラーを止める、もしくは設定温度を上げている人も多いと思います。朝起きてみると思いの外暑く、寝汗で体がぐっしょりしてしまい、そのまま会社にいくのも気持ち悪いのでシャワーだけでも浴びていく、といったシチュエーションもよくあることではないでしょうか。

しかし、ここでシャワーの浴び方には注意が必要なのです。せっかく汗を洗い流すためのシャワーが、逆にたくさん発汗してしまうということもあると汗の専門家である五味クリニックの五味常明院長は話します。そこで五味先生のアドバイスをもとに、汗をかきづらくするシャワーの浴び方を見ていきたいと思います。

朝のシャワー
五味先生によると、朝に体温より高いお湯を浴びると体内に熱がこもってしまい、炎天下に出たときにいつも以上に多量の汗をかいてしまうことになるとのこと。朝は、必ず自分の体温より低い温度のシャワーで済ませるようにしましょう。

お風呂の後
すぐにエアコンの効いた部屋には入らず、部屋に入ってくる風やうちわなどの自然乾燥で汗を蒸発させて、体温を下げるのが大切です。これは発汗している状態でエアコンや扇風機の風を浴びると、体としては、もう発汗しなくていいと勘違いし、汗腺を閉じてしまいます。その状態で外に出てしまうことによって、さっき出すはずだった汗がダラダラと噴き出すことになってしまいます。

汗腺の機能は汗をかけばかくほど高まる性質があるので、人間が本来備えている体温調節機能を使ってかける汗はできるだけかくようにすることが大切です。

室内の出入り
暑い場所とエアコンが効いた室内を何度も出入りしていると、汗腺が疲労して体温調節機能が低下します。その結果、蒸発しにくいネバネバとした不快な汗をかいて、汗臭さの原因にもなってしまいます。

とはいえ、どうしても温度差のある場所の行き来は避けることができないもの。そこで弱った汗腺を鍛えなおすために、以下の2つのうちどちらかを実践するといいと五味先生は話します。

・ 20分から30分程度ぬるま湯での半身浴する
・ ヒザから下に43度から44度の熱いシャワーを5分から10分あてつづける

上半身が徐々に温まりジワーっと汗をかいていけば、汗腺の強化に大きな効果を得られるでしょう。その後は、体温以下に設定したお好みの温度に切り替えて、普段どおりに頭や体を洗います。

半身浴やヒザ下の熱々シャワーで汗腺を鍛えていれば、サラっとした寝汗をかくので、朝起きても汗の不快感や汗臭さが軽減されるそうです。朝のシャワーを浴びる必要がなくなれば、時間の節約にもなるかもしれません。

暑い夏を快適に過ごすために、効果的なシャワーの浴び方を実践することによって、気分転換と汗の撃退の2つを両方解決することができるのです。是非明日から実践してみるといいと思います。

【参考】
・web R25 http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/wxr_detail/?id=20110725-00020869-r25&vos=nr25gn0000001

節電時に気をつける扇風機の使い方

2011年6月 30日 By: rainbow Category: ヘルスケア No Comments →

7月1日から東京電力、東北電力管内にある大規模工場など大口電力需要家に対して昨年比15%の節電を義務付ける電力使用制限令を発動されます。これによって、働き方が変わるという人も多いと思いますが、一般家庭においてもよりいっそうの節電が求められるようになります。

節電を一般家庭でする場合に、もっとも効果的だといわれているものの一つにエアコンの設定温度を2度ほどあげるという施策があります。今、35度を越すような猛暑日に立ち向かうものとして、エアコンの代わりになるものとして扇風機が注目されていますが、女性のための統合ヘルスクリニック・イーク丸の内の仲眞美子院長によると、扇風機の使い方に気をつけないと体調を崩してしまう原因となってしまうといいます。

そこで、今回は多くの家庭でエアコンの代わりに今年の夏フル稼働する予定の扇風機の上手な使い方についてみていきたいと思います。

パナソニックエコシステムズのデータによると、室温28度で風速ゼロの場合の体感温度は29.4度であるのに対して、直接風が当たる時の体感温度は風速を1メートルにしただけで26.1度にもなってしまい、約3度の差が生じるとあります。

この温度の差が睡眠時に問題となるのです。一般的に睡眠時には人間の体温は下がります。その状態で扇風機の風が当たれば体温は必要以上に下がってしまいます。体温が下がれば免疫力が低下し、皮膚表面の熱が奪われ、肌表面の毛穴が収縮してしまい、放熱がうまくいかないといったこともあるのです。このように、扇風機の風が直接当たり続けることは、体にとって負担になるものだったのです。

では、そのためにどうしたらいいのでしょうか。快眠セラピストの三橋美穂さんによると、天井や壁に向けた風がはね返って、部屋全体にゆるやかに空気が流れる状態が理想的だといいます。よって、ベッドから扇風機をなるべく離し、最弱で首振りにして上方に向けて、使うようにすると気温を下げることができるだけでなく、体温の低下を防止することができるでしょう。また、タオルケットのようなものでも構わないので必ず肌にかけて寝るといいと思います。

暑いけど体を冷やしすぎてはいけないという一見矛盾するような条件をクリアしなければならないのですが、快適に節電ライフを続けるためには、まずは体調が崩れないことが第一です。そのためにも直接扇風機の風に当たって寝ることのないよう気をつけたいものです。

【参考】NEWSポストセブン http://www.news-postseven.com/archives/20110630_24470.html