あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように


あしたまにあーな > 及川光博


八重の桜 第34回「帰って来た男」

2013年8月 25日 By: rainbow Category: 2013年_八重の桜 No Comments →

これまで別々の道を歩んできた新島襄と八重が今回とうとう出会います。この出会いから結婚までの流れがどのようになって行くのかが注目ポイントでした。かつての大河ドラマで出てきた江において、長女の茶々に秀吉が求婚するシーンでは実に数回にわたり描かれていましたが、今後のパートナーとなる重要な人物なので描写は同じく複数回にわたるのではないかと見ています。

アメリカ留学から帰って来た新島襄は早速木戸を訪問し、そこで京都に頼れる人がいるというアドバイスを受けて京都に渡ります。その人物とは覚馬でありその妹である八重と出会うのは時間の問題でした。と考えている間にバッタリと2人は目を合わせファーストコンタクト。ちょっと展開が早すぎます。その後は覚馬を通じて様々な接触があり、最終的には新島襄が学校を建てることに不安を感じていた歳に、八重が英語の歌で励ますというこれ以上ない最高の女性を演じます。ここまでされると新島としては八重を妻として迎えたくなるでしょう。予想通り次回にその結末は持ち越しになりましたが、もはや時間の問題と感じました。

それにしても、偶然とは本当に恐ろしいもので、新島襄に対するフラグは既に佐久間象山の塾の時にたてられていたのです。その塾には若かりし頃の尚之助、覚馬の他に、西郷もいたりして何とも豪華な顔ぶれ。そこで豚を描きながらも西洋の魅力を肌で感じていたのです。そのことがその後の新島の人生を変えていった、そんな出発点に覚馬たちは立ち会っていたのです。その縁を感じた覚馬は旧薩摩藩邸があった場所を新島に譲ることとなります。

今回は、会津のみなさんが多く登場し、賑やかな雰囲気となりました。アメリカ留学から帰って来た山川健次郎を始め、山川浩、佐川官兵衛など懐かしい面々が山川家に集まります。山川健次郎はその後3つの帝国大学の総長を務めるほどの人物になり、大きく成長していくことになります。このあたり明治の世の中の可能性の広さを感じることができます。志を強く持って努力すれば、大きな事もなしえる。

さて、次回は完全に新島襄のプロポーズ大会になりそうです。結末は分かっているのですが次回で完結させるのか、持ち越すのか、色々と楽しみです。

◆八重の桜紀行◆
北海道函館市
 - 新島襄ブロンズ像

八重の桜 第33回「尚之助との再会」

2013年8月 21日 By: rainbow Category: 2013年_八重の桜 No Comments →

ここ数回、熱い演技で巷で評判をかっさらっているのが、槇村正直を演じる高嶋政宏さん。京都府知事という権力に対して、実に様々な振る舞いを見せています。時にはやってくる陳情を意見も聞かずにあしらって、覚馬に助けてもらう場面もあり、落ち着きのない行動をするかと思いきや、きっちりと言うべき所はいうような状況もあったりして、この人物が実力者なのかどうか判断に困るような場面がいくつも登場します。

結果的には、長州を排除しようという流れの中で逮捕され、それを助け出すために覚馬と八重は木戸孝允に嘆願しにいくまでの人物だとわかるのですが、この先もまだまだ彼は様々な場面で絡んでくると思うので、どのような人物なのかじっくりと観察していきたいと思います。

そして、今回の最も大きなイベントとしては尚之助との再会でした。タイトルにも登場するのですがその居場所を教えてくれたのがなんと勝海舟。サラリーマンNEOの生瀬勝久さんはかつての熱さはなくなってしまい、落ち着いた演技で尚之助の現状を八重たちに伝えてくれます。それをもとに尚之助のもとに向かう八重。そこにいたのは、子供達に学問を細々と教えるやつれた尚之助の姿でした。

色々な事情をしった八重は、自分が完全に誤解していたことを悟り、尚之助とともに生きたいと願うのですが、尚之助は抱きしめた後にそっと押し戻し、八重は前を向いて生きていく人であり、自分とは違うのだと伝えます。確かに尚之助にはまだ裁判が残っており一緒に暮らすことによって八重に大きな負担をかけてしまうことは間違いありません。

こうして、尚之助と八重はこの回をもって完全に縁が切れたということになります。この場面はさすがにグッと来るものがありました。これまでの八重を静かに支えた尚之助。会津にやってきて結果的に彼の人生は良かったのだろうかと思いますが、本人はきっと満足のいく人生だったのではないかと思います。

こうして、八重は再び前を向いて明治という激動の時代をかけていくことになります。次回からはとうとう別々の道を歩んでいた新島襄とコンタクトがあるというので、第二の人生がどのように華ひらいていくのか楽しみにしたいと思います。

◆八重の桜紀行◆
京都府京都市
 - 女紅場址碑

八重の桜 第24回「二本松少年隊の悲劇」

2013年6月 16日 By: rainbow Category: 2013年_八重の桜 No Comments →

戦況はどんどん悪くなっていき、会津の周りはその状況に寝返る藩もあったり、次々と敗れ去っていくことになります。自分のふるさとを守るんだという強い気持ちは太平洋戦争の時の日本の様子と似ているような気がして、なんだか複雑な気持ちで見ていました。

尚之助と八重がかつて赴いた白河や二本松も新政府軍の手に落ち、残るは会津という構図になって行きます。白河の総督として指揮を執っていた頼母は、新政府軍の新式の武器を前にいくらたたかっても難しいと言うことを悟ります。それは戦場で戦った人でないとわからないことでしょう。なにせ自分たちの武器が相手に届かないという屈辱と戦にならない状況なのですから、そう考えるのも当たり前のことだと思います。

それでも、会津藩のトップはそれを単なる頼母の努力と決意が足らないと片付け、何とかするのが仕事だろうと無理難題を言うばかり。ここで、頼母も京都からはやく撤退すべきだったとタラレバを言ってしまったのが残念なところ。容保から白河口総督の任を解かれてしまいます。この人の先見の明は必要なので、かならずまたどこかで登場してくれることでしょう。

二本松の少年達が薩摩兵に見逃されたりしながらも、武士としての魂を忘れずに突っ込んでいったりする悲壮な場面が多い中、注目すべきは新政府軍でしょう。会津から見るとどうしても鬼のような存在である彼らですが、随所で人間味溢れる行動をしていることがわかります。例えば上述のように二本松少年隊を見逃したり、とらわれの身になっている覚馬の文書を時枝に渡すのを見逃したりしています。中枢にいる岩倉たちは、意志決定を自分たちの都合で決めていたふしも今回明らかになっていますが、全体的には日本をよくしようとする思いが垣間見える状況でした。

次回は、とうとう会津城下に戦火が迫ってきます。八重を始め会津の人々がどのような思いで戦うのか、その生き様をしっかりと目に焼き付けたいと思います。

◆八重の桜紀行◆
福島県二本松市
 - 大隣寺

八重の桜 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー) 八重の桜 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
(2012/12/20)
NHK出版、 他

商品詳細を見る

八重の桜 後編 (NHK大河ドラマ・ストーリー) 八重の桜 後編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
(2013/05/29)
NHK出版、 他

商品詳細を見る

2013年大河ドラマ「八重の桜」タイトルロゴ許諾商品【さくらゆらゆら】 360ml 2013年大河ドラマ「八重の桜」タイトルロゴ許諾商品【さくらゆらゆら】 360ml
()
さくらゆらゆら

商品詳細を見る

NHK大河ドラマ「八重の桜」放映記念!八重づくし6点セット NHK大河ドラマ「八重の桜」放映記念!八重づくし6点セット
()
福島県南酒販株式会社

商品詳細を見る