あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように


あしたまにあーな > 八重の桜


八重の桜 第5回「松陰の遺言」

2013年2月 03日 By: rainbow Category: 2013年_八重の桜 No Comments →

主人公である八重の登場シーンはさほど多くなく、かつての幼なじみとほんの少しだけラブラブな雰囲気を醸し出しているくらいは、日々の家事仕事に追われる毎日が描かれています。今回はその八重の状況よりも周囲の状況の変化の方が比較にならないほど大きいものでした。

一つが、題名にもなっている吉田松陰が有名な安政の大獄で処刑される場面。小栗旬さんが熱演をしている松陰も今日で見納めかと思うと寂しい気もしますが、ナレーションでもあったように世の中が動き出している中で、松陰のような背中を押してくれる存在は、これまでの世にはてなマークがついていた人々を勇気づけ、一つの方向に導いてくれます。今回は登場していないのですが、数年前の坂本龍馬で出てきた高杉晋作などもその1人といえます。

もう1人がその安政の大獄自体を主導した井伊直弼が桜田門外で暗殺されます。今回は、八重自体には変化がないのですが、兄である覚馬の奥さんであるうらに起こる出来事などを見てみると、なんと恐ろしい時代なのだろうと考えてしまいます。何かを変えなくてはならないと正義の道を模索した結果、人をあやめてしまう状況の理不尽さを感じざるをえません。いい見方をすれば、世の中を変えるために必要な手段であると考えることも出来ますが、その逆の考え方も一方であるような気がします。

これまでの幕末ドラマの中であまり登場することのなかった会津藩を上手く表現できており、藩主である容保の存在感はかなり新鮮に映ります。そういう意味で今回のような表舞台で大きな出来事があった場合には、そちらに描写を注力し、本編を控えるという演出はさすがであると思います。それによって、視聴者に時代背景や状況という下地を共有できるようになるのではないでしょうか。

次回は、会津藩としての重要な立ち位置が求められる内容となり、さらにその下地を強固にしていくものとみられます。その中で徐々に八重が表舞台に立つための準備が描かれるとよりいい楽しくなるのではないかと期待して待ちたいと思います。

八重の桜 前編 NHK大河ドラマ・ストーリー

八重の桜 前編 NHK大河ドラマ・ストーリー
価格:1,100円(税込、送料別)

2013年大河ドラマ「八重の桜」の主役は綾瀬はるかさん

2011年6月 22日 By: rainbow Category: ドラマ No Comments →

2011年6月22日に、2013年に放送する52作目の大河ドラマの内容がNHKから発表されました。主演は綾?はるかさんで題名は「八重の桜」というものです。現在放送しているドラマが女性を主人公としている江なので今からみると連続して女性メインというイメージがありますが、2012年は松山ケンイチさん主演の「平清盛」であることから、1年あいて女性メインということになります。

「八重の桜」の脚本は、大ヒットとなったNHKの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」を手がけた山本むつみさんです。戊辰戦争の際には会津・鶴ヶ城籠城戦で自らも銃を手に奮戦し、後に同志社大学の創設者・新島襄と結婚した女性・八重の生涯を描くといいます。震災で被災地の一つとなった福島も舞台になるということで復興への思いを後押しできる作品になるといいと思います。

ちなみに2012年の平清盛の脚本も、NHKの連続テレビ小説「ちりとてちん」を手がけた藤本有紀さんということで、2年連続で連続テレビ小説の脚本家が大河ドラマを作り上げることになります。大河ドラマと連続テレビ小説とはまた趣が違ったりする部分もあると思いますが、NHKとしては何らかの思いがあって採用しているのでしょう。

大河ドラマの題材の中で近代を取り上げるというのは珍しくもあり、どのようなドラマになるのか今から楽しみです。坂の上の雲の出来がかなりいいのでそれを超える作品になることを期待したいと思います。また今の日本の礎がどのように作られていったのか、その土台となる歴史背景を踏まえつつ主人公の歩みを、大河ドラマらしくスケール大きく描いてくれることを願ってやみません。

【参考】YOMIURI ONLINE
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20110622-OYT1T00936.htm

【送料無料】女たちの明治維新

【送料無料】女たちの明治維新
価格:998円(税込、送料別)