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大人数グループの歌手が増えている理由

2010年12月 23日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

2010年の音楽の世界で最も急成長したのは、なんといってもAKB48ではないでしょうか。以前から秋葉原を中心に活動をしていたのですが、今年に入ってそのファンの裾野を一般層にまで広げた結果大ヒット曲を連発するようになりました。

その他、今年の音楽シーンを見てみるとEXILEや嵐、Hey!Say!JUMP、NEWSなどグループ歌手の存在が大きいのが印象的です。数年前まで浜崎あゆみや倖田來未など1人で歌う人がヒットチャートの上位を占めていたのと対照的な状況になっているのですが、この数年でどのように変わって行ったのでしょうか。

その1つの答えとして挙げられるのが、当たる確率を少しでも増やすことにあるといいます。一人だとその人のことを気に入らない限りファンになることはありませんが、大人数存在することによってその中に自分が気に入る人がいる確率が高くなり、その人を通じてグループ全体のファンに成長していくことになります。

これは、提供側からみても自分たちの側からみても双方にメリットがあります。AKB48のプロデューサーである秋元康さんは現在最低でも56人、研究生を含めると100人を越える大所帯にしている理由として誰が売れるか分からないからだと話します。成長することによって人気が出る人もいることから、原石をもっている人を全部押し出して磨かれたダイヤモンドを探し出しているのです。

人々の好みが多様化し、昔のアイドル全盛の頃のように国民的、絶対的なアイドルが生まれにくくなってきているという背景もあるようで、大人数にすることによってファンに好みを選んでもらうというリスクの少ないやり方が時代に合っているのも要因といえます。

そんな大人数グループの歌手が昔からいたグループ歌手と大きく違うのは、入り口が歌だけではないということ、典型的な例がEXILEです。演劇や服飾デザインなど様々な分野でも活躍している人が多くいて、逆にそこから音楽の世界を知るという人も多くいるといいます。一人一人の活動の場は広がっていてファンがとっつきやすい分野で歌手に親近感を持つことができるのです。

提供側から見ても、大人数を一気に売り出すことによって一人当たりの単価を抑え、さらに売れないというリスクもヘッジしていることから、投資の世界の考え方が完全に取り入れられていることが分かります。

ファンとしては、そういった歌手によって色々と楽しませてくれるのであれば全く問題ないですし、楽しみも増えると思います。個人的には歌唱力がある歌手というのが望みではありますが。

【参考】日経Plus1 2010/12/11

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2010年の様々な流行語大賞

2010年12月 04日 By: rainbow Category: ニュース No Comments →

毎年ユーキャンから発表される流行語大賞ですが、2010年も一年間の流行をうまく表現した流行語大賞が発表されました。しかし、流行語の発信元について考えてみると、近年は女子高生などが中になることが多いのが現状です。彼女たちの流行語の特徴は、完全のローカルであり仲間意識を強く持つために閉じられた世界の中で理解することができる暗号化された言葉が流行りやすいのだと思います。

今回は、世間的に広く使われた流行語と共に女子中高生の流行語についても併せてみることによって、「流行語」を広く眺めてみたいと思います。

◆2010年流行語大賞
・ゲゲゲの○○ (大賞)
高視聴率を上げたNHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」が起因になっています。ゲゲゲの鬼太郎の作者水木しげるさんにもスポットが当たる年となりました。

・いい質問ですねえ!
わかりやすいニュースをと取り組んでいた池上彰さんがよく使っていたセリフです。かつて子供向けのニュースを担当していましたが、それが民放にまで波及しゴールデン番組としてニュースが取り上げられるようになったのは彼の功績でしょう。

・イクメン
育児を積極的に率先して行う男性、育児を楽しんで行う男性のことを「イクメン」と呼ぶようになりました。つるの剛士さんや照英さん、杉浦太陽さんなどイクメンタレントが活躍しました。

・AKB48
秋元康さんが以前から秋葉原に行けば会いに行けるアイドルとしてプロデュースしていたユニットが今年大ブレイクし、モーニング娘。以来の国民的アイドルグループとして成長しました。

・女子会
女子だけが集まって、食事や情報交換をする会のことです。実際に行ったことはありませんが、女同士だと気軽で楽しいというのが理由なようです。開催する場所は特に問わないといいます。

・脱小沢
民主党政権で政治とカネ問題がクローズアップされましたが、その中で菅内閣が組閣される際に小沢一郎議員のイメージから脱却しようとしてよく使われました。

・食べるラー油
食べるラー油とは、一般的なラー油と違い、具だくさんで、ごはんやお豆腐など様々な食材にかけて楽しむことのできる、辛みを抑えたラー油です。石垣島の「ペンギン食堂のラー油」で静かな火がつき、桃屋の「辛そうで辛くない少し辛いラー油」が大ヒットとなりました。

・ととのいました
「○○とかけて××と解く、その心は◇◇です」
一見なんの関係もなさそうな二つの○○と××という単語を提示して、共通の◇◇を見つける「なぞかけ」という遊びを持ちネタにした、Wコロンという芸人ボケ担当ねづっちの決め台詞が「ととのいました」でした。

・○○なう。
簡単にいうと、「今○○中」という時に使われ、主にtwitter内で使われ始めましたが、今やメールなど通常時もよく利用されるようになりました。

・無縁社会
単身世代が増えて人と人との関係が希薄になっていくことで、NHKスペシャルでその実態を紹介するドキュメンタリー番組が放送され、大きな話題となりました。

◆女子中高生の流行語
・あげぽよ
テンションアゲアゲな状態を意味する言葉です。「ぽよ」は、なんとなくかわいいので語尾に付けるが特に意味はありません。類似語として「さげぽよ」「ひまぽよ」などがあります。

・ちゃいちゃい
eggモデルの「ねもやよ」がブログの締めくくりに使っている言葉で、「ばいばい」「またね」という意味です。

・アラシック
「嵐」のファンのことで、この言葉は特に嵐を病的に好きになってしまった状態のことをいいます。ちなみに嵐の6作目のアルバム名でもあります。

・やびゃあ
「やばい」が変化した言葉で意味は同じです。様々な芸人やアイドルが使っていることから火が付きました。東海地方の方言でもあります。東海地方の方言でもある

全部で14個を紹介しましたが、どのくらいの言葉について理解することができたでしょうか。流行語というものは来年になると急激にその利用頻度が下がってしまい、死語となってしまうものがほとんどなのですが、AKB48や食べるラー油のように固有名詞になっているような流行語については、流行語だけでなくそれが広く一般的に普及するように、これからも活躍して欲しいと思います。

また、女子中高生の流行語について残念ながら自分は知っているものは1つもなかったのですが、1つ分かったのは嵐や読モといった身近な存在が彼女たちに及ぼす影響が絶大だということ。そういった対象が発信する言葉や言動が直接彼女たちの言動を左右するといっても過言ではないようです。

流行の発信源である女子中高生を把握するためには、嵐や読モの動きをよく見ておく必要があるのかもしれません。来年登場する流行語も期待して待ちたいと思います。

【参考】
・excite News http://woman.excite.co.jp/
・livedoor News http://news.livedoor.com/article/detail/5175268/