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埼玉県の温暖化対策???

2008年3月 02日 By: rainbow Category: 環境問題 No Comments →

フルーツ

地球の温暖化がかなりの急ピッチで進行していることは皆さんも既に知っている事だと思います。多くの人がその対策として、温暖化ガスを削減するように電車で移動したり、ビニール袋を使わないように色々取り組んでいます。

そんななか、埼玉県の「温暖化対策」はこういう方向とは違った方向に進んでいます。

埼玉県は平成20年度から3年間、南国のフルーツなどの栽培が埼玉で可能かの研究を行うそうです。地元の一部観光農園で栽培されていたミカンの本格生産を検討し、マンゴーや飼料用サトウキビなどの栽培も試みる方針で、20年度事業費は約155万円を見込んでいます。

今、和歌山、愛媛、静岡などが主産地のミカンを、昨年末に新潟県佐渡市の農家が市場出荷するなど南国の農作物の産地は“北上”する傾向にあります。

こんな状況を受けて埼玉県では、「温暖化が進めば、関東平野も南国作物の適地になる」と予想して温暖化対策に乗り出しました。

しかし、熱帯果樹のマンゴーは、冬でも10度以上の気温を保つ必要があり、暖房を備えたビニールハウスが必要らしいです。冬でも10度を超えるような温暖化はすぐにはやってきません。というかやってこないようにしないといけないのです。そんな中、燃料を使って暖房をしてまでマンゴーを育てることになりそうです。

なんか検討のベクトルが違うような気がします。しかも、県がやる事業ということは埼玉県民の税金が投入されているのです。

まずは、温暖化を阻止するような取り組みをすべきなんじゃないでしょうか。この実験が成功した場合、埼玉県は温暖化Welcomeになるんでしょうか?

【参考】イザ
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/environment/126832/

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これが自給率39%の真実

2008年2月 24日 By: rainbow Category: 環境問題 No Comments →

食糧

寒い冬に欠かすことのできない寄せ鍋ですが、実はその食材を見てみると驚くべき事実が浮かび上がります。

それは、国産の食材だけで寄せ鍋を食べようとするとほとんどの食材が消えてしまうのです。

食糧自給率とは、食べ物がどのくらい国産品で賄われているかを示す割合なんですが、以下に食材ごとの食糧自給率を示します。

<魚介類の食糧自給率>
鱈(タラ) 69%
ウニ 22%
ハマグリ 6% (ほとんど中国産)
マグロ 37%
エビ 5%

<野菜の食糧自給率>
ショウガ 21%
にんじん 63%
かぼちゃ 68%
インゲン 29%
白菜  100%
春菊  100%
エノキ 100%

<肉類の食糧自給率>
牛肉 11%
豚肉 5%
鶏肉 7%
鶏卵 10%

大豆 99%

※国産と表示される割合はもっと高いのですが、外国から輸入している飼料をえさとしているものは、食糧自給率の観点から言うと国産ではないため、こんなに低くなっているのです。大豆ミールと呼ばれる絞りかすが家畜のえさになるのですが、これが輸入物になります。家畜用飼料の75%が海外からの輸入に頼っています。

<調味料・原料>
豆腐・納豆 25%
醤油 0%
みそ 31%
砂糖 32%
練りから足 0%
本みりん 100%
マヨネーズ 2%
ごま 0%
こしょう 0%

日本の食糧自給率が39%と言われて、みんなが騒いでいますが、自給率が低いとどんな問題が起こるのでしょうか。自給率が低くなった社会でのリスクについて考えてみます。

1.世界的な異常気象
大干ばつ等によって、小麦粉の値段が上がってしまい麺類やパンの値段が急騰してしまいます。産地がグローバルになることで気象的なばらつき、出来不出来もばらついてしまいます。

2.人口の爆発的増加
いつ世界的な食糧危機に見舞われても仕方ない状況です。

3.輸入国との関係悪化
国内需要が優先されるため、輸出に回されない可能性があります。食べ物は国民の命綱で、その国と何らかのトラブルが発生した場合、食料をストップされることになってしまいます。

このような悲惨な状況を打開しようと、自給率を上げるための施策が一部で始まっています。

それが、休耕田を利用した多収飼料米の栽培です。

多収飼料米とは、家畜のえさ用に作られた米で普通の米と比較して約1.3倍の収穫量得ることができます。これを休耕田を利用して栽培し、多くえさに混ぜることで国内自給の飼料を多く使うことができ、さらに休耕田を有効利用できる一石二鳥な施策といえます。

今後、このような施策だけでなく、自分たちで多くの食材を作るための施策が必要ではないでしょうか。例えば、生産者に対して税的、収入的な優遇施策を与え、消費者にとって外国産に匹敵するような値段で食べれるようにするなど考えられるのではないでしょうか。

自分たちが毎日食べるものばかりなので、真剣に考えなければならない問題だと思います。

石見銀山の知恵 ?天国いちばん近い島を救え?

2008年2月 17日 By: rainbow Category: 環境問題 No Comments →

ニッケル

ニューカレドニア

天国にいちばん近い島「ウベア島」を擁する楽園の島々です。
毎年多くの観光客がこの島を訪れ、青い海、白い砂浜を感じるのです。

しかし、この島には違った側面があるのです。空港から海の方へ続く道を進んでいると、途中の海で山肌が見えてしまっている山々や、黒い煙を出しながら操業する工場が海沿いに建ち並んでいるのです。

そんなニューカレドニアの海や川が今、大変なことになっているのです。川底に一面に泥が堆積して、光合成ができないため、全ての生き物が死んでしまい、サンゴ礁も赤土に埋もれて白化してしまったのです。

この先においても、東京ドーム10個分の森林が毎年伐採されることになっているというのですから以下にひどい状況なのかおわかりになっていただけると思います。

この開発の裏には、ニューカレドニアの産業構造が影響を及ぼしています。ニューカレドニアには希少な金属「ニッケル」が採れ、19世紀後半から開発されているのです。

特に環境に配慮することもなかった結果、掘りつくされた鉱山は山肌が露になっていて、雨が降ると多くの赤土が海に流れ出した結果がこれです。

では日本は全く関係ないのかというと、実はそうでもないんです。日本から移り住んだ人達を中心に、ニッケル開発が進み、ニッケルを購入している主要な国の一つなのです。自然を元に戻す責任があるのではないか、そんな声が聞こえてくるのも当然といえるでしょう。

そんな状況のなか、ル・ニッケル社で働く日系3世のギー・サクモリさんも心を痛めていた一人でした。おじいさんが日本人であるサクモリさんは、言いようのない悲しさ、解決の糸口が見えないことに悩み続けていました。

解決の糸口は、遠く離れた日本、石見銀山にありました。

石見銀山は最近世界遺産に登録されてから、人気が高まっているところで、徳川家康の時代、初代奉行である大久保長安を中心に開発が進みました。

この大久保の手腕により、鉱山関係者が山とともに住み、植林を行うことで環境を守ろうとしました。さらに大久保は、不要な開発を防ぐために各地から有能な山師を呼び寄せたのです。銀の精錬法も灰吹き法によって、水銀ではなく鉛を使って環境に優しい製法を実現しました。

このように、開発がきちんと管理され、環境に配慮されていたことが石見銀山のすごいところなのです。

この古の技術に学ぼうと、ニューカレドニアからサクモリさんがやってきました。自分たちの仕事が、環境を脅かしていることを憂い、石見銀山にヒントを得ようとやってきたのです。

400年も開発を続けながら、周辺の環境を守り続けた奇跡の銀山

それが石見銀山でした。

サクモリさんは、戻り植林活動を始めました。海も少しずつ元の姿に戻る兆しを見せ始めています。

まさに江戸の知恵が楽園を救ったのです。

ニューカレドニアがこの先、再生するかどうかを自分たちも注意深く見守っていき、訪れた時にはそのような一面も注意してみるといいと思います。

ニューカレドニアで逢いましょう
(2006/01)
ばっぷ

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