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八重の桜 第14回「新しい日々へ」

2013年4月 14日 By: rainbow Category: 2013年_八重の桜 No Comments →

八重にとって人生の中で大きなイベントである結婚の日がやってきました。前回まででどのような結婚式にするかは頼母の画策によって決まっていましたが、今回はその行列から一歩進んで宴会の様子が展開されます。宴の最中、八重はお腹が空いたと言いだし、自分の中では八重がみんなの目の前でがつがつと食べ始める絵図を思い描いていたのですが、実際にはそうはならず尚之助が八重をかばって飲み比べ大会になって酔いつぶれるというありがちな展開に。

いつもであれば、翌朝まで決して起きることなく新婚の一日は過ぎ去っていくのですが、その夜奇跡的に起きてきた尚之助は八重といい感じに。その後も父から色々と言われて自分を見失っていた八重に尚之助ががつんと一言を言うなど、この当時としては革新的な夫婦像を作り出していきます。

一方中央政界では、薩摩が暗躍していました。篤姫で出てきたように様々な薩摩藩士がそれぞれの役割をしっかりと果たした上で薩摩というプレゼンスが高まっていく様子を見てきた手前、今回のようにほとんど西郷が牛耳って、大久保が少しだけサポートしている様子に違和感を覚えてしまいます。この辺りは、今後の日本を大きく動かしていくことにつながるような内容なので、もう少し薩摩のなかでも登場人物を増やしてもいいような気がします。全部は厳しいでしょうから、ナレーションのみなど演出のやり方もあるのではないでしょうか。

覚馬の目は白内障になっており、失明することを覚悟しなければならない状況で、今は現実を受け止めることができずにもがき苦しむ状況だと思いますが、いずれ達観し自分が真に世の中に対して貢献できることを見つめることができる時もやってくることでしょう。その時に覚馬は何を自分の人生の宿命と位置づけるのか、それが楽しみです。

次回は、幕府が本格的に長州征伐に動き出すことでしょう。その時に、会津の対応について注目したいと思います。

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八重の桜 第13回「鉄砲と花嫁」

2013年3月 31日 By: rainbow Category: 2013年_八重の桜 No Comments →

前半の最大の山場となった今回。それは、八重の嫁入りでした。相手は大本命と思われていた尚之助で、相手に関する意外性はなかったものの、そのプロポースの言葉と押せ押せムードにはただただ圧倒されました。尚之助というよりは完全に長谷川博己さんと綾瀬はるかさんの現代ドラマという要素が強かったの印象はぬぐえないのですが、「あなたと共に歩いて行きたい」という言葉に、八重は完全にやられてしまったようで快諾することになります。

その直前に、象山先生が亡くなったことを知った尚之助は、「前へ進め」というアドバイスを思い出しており単純に考えると、その前の秋月の言葉を含めて会津を出て自分の力をかってくれるところへ向かうものと思っていたのですが、それでもSTAYを考えた尚之助。その答えが「前に進む」ことを意味しているのかどうかは、ここでは分かりませんが、今後見ていく上で気に留めておきたいと思います。

八重の結婚には周囲も驚いており、大蔵は動揺をかくすことができず覚馬の前で「自分は今でも八重さんのことが好きだ」と告白するのではないかとドキドキしましたが、実際には大人の会話で終わらせています。さらに頼母は策があるといって、自分の家を花嫁の出発地点にして行列をさせることを考えます。これも、自分は直前にどこに住むのかという話題があったことから、頼母の家を貸し出すのではないかと考えたのですが、これも予想が外れます。外してばっかりですが、この方が意外性があって楽しむことができた内容となりました。

都では、西郷が着実に勢いを伸ばしており勝も恐れるほど。吉川晃司さんの演技も堂々としていて素晴らしいですね。会津もいずれこの人に大きな影響を受けることになると思いますが、その時に中村獅童との絡みがあるといいなと密かに楽しみにしています。

次回ももう少し八重の結婚話が続き、一方で覚馬の目がヤバイ状況になりそうで色々な出来事が起こる模様。スカリツリーからの電波もちゃんと届いていたので安心して次回も楽しみにしたいと思います。

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愛知県名古屋市
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八重の桜 第12回「蛤御門の変」

2013年3月 24日 By: rainbow Category: 2013年_八重の桜 No Comments →

これまで幕末の動乱を描くドラマの中で蛤御門の変は、どちらかというと旧態依然とした幕府を打ち破って新しい世の中を作ろうという、どちらかというと長州よりの描写が多かったのですが、今回はその逆の立場で幕府や朝廷を守ろうとする立場から見ることができました。

同じ出来事でも立場が違うとここまで解釈が異なるんだと、新しい発見の連続でした。幕府は何となく小泉孝太郎さんが引いている関係上頼りなく移ってしまいますが、会津軍は勇猛果敢に戦っている様子を臨場感溢れる描写でみることができます。特に弾が飛び交う状況はこれまでの大河ドラマにはなかったものではないでしょうか。

しかし、同時に戦が街の人々に及ぼす爪痕の深さも描かれています。すくいの小屋が数々たつなかで登場したのは遠山の金さんではなく松方弘樹さんでした。一商人にも関わらず覚馬に惨状をしみじみと伝えます。こうした大物が登場することによって、物語全体にも重みが増してすごくいいと思います。

一方、会津では縁談を勧められた八重と尚之助の間がぎくしゃくしていました。といっても一方的に八重の方が意識しすぎているような感じではありましたが。そんな風に意識されながらも尚之助は随所に八重に対する優しさをちりばめたり、覚馬の状況を心配する山本家を安心させるために精いっぱいの気遣いをしたりして、本当に人間的に素晴らしい人なのだと感じます。

この先はもう少しだけ、歴史の表舞台が中心になって八重に対する描写が二の次になってしまいそうですが、そのなかで八重がいかに存在感を出していくのか、そこに注目していきたいと思います。

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京都府京都市
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