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真田丸 第11回「祝言」

2016年3月 21日 By: rainbow Category: 2016年_真田丸 No Comments →

これまで女性陣が浮いているような感じを伝えてきましたが、今回は浮いているだけではなくやり過ぎ感を覚えました。対象となる人物はなんと言っても薫ママときりの二人。まず登場するのが薫で、前回までの流れで信繁の結婚が決まり、梅を妻に迎えるというタイミングの中で自分が結婚相手を見つける、祝言には出たくないなどとワガママを言いまくり周囲を困らせる始末。この人は一体なにがしたいのだろうと心から謎が深まります。物語の流れの中で、彼女がどのような意図を持って配置されているのか、ここまで見てきてもイマイチ読み取れないのが辛いところです。

同様にきりも、幼なじみの梅が信繁と結婚することになり自分の気持ちをどのように整理したら良いのか分かりません。八つ当たりしたりして完全に現代の女子とかしている彼女は、今回室賀を殺める場面に遭遇します。それも本来であればふらっと来てはいけないようなところに涼みに来て勝手に遭遇したにもかかわらず、事を信繁達にちくりに来ます。物語としては確かにこれで進むのですが、これを好印象な出来事として捉えた人は非常に少ないのではないでしょうか。自分もその一人だったりします。

今後もこのふたりはちょくちょく登場するものとみられますが、インパクトよりも物語への調和をお願いしたいと思います。そうしないと彼女たちが登場するシーンを見るのが辛くなってしまい、それが本編にマイナスの影響を与えてしまいます。

次回は徳川をとうとう敵に回し、小県を守る昌幸を初めとする面々の勝負所なので、周囲の人々を含め人間模様をしっかりと楽しみたいと思います。

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 - 上田城跡公園

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真田丸 第10回「妙手」

2016年3月 13日 By: rainbow Category: 2016年_真田丸 No Comments →

今回は初めから信幸が大活躍します。これまで正論を述べていて、昌幸パパや信繁にメインを奪われていたここ数回でしたが、今回は家康に真田家として言うべきところはぴしっと言う姿勢をガッツリと見せていただきました。これで信幸ファン及び大泉洋ファンは胸をなで下ろしたことでしょう。

ナレーションの有働さんがこういった場面で所々登場するのですが、これまでのドラマでは演技を通して一応暗にフラグを立てていたのですが、今回は有働さんがしっかりとそのナレーションの中で「この先、こうなるのだが、それはまた後の話」と思い切りネタをバラしています。これまでもナレ死といった言葉まで流行った本ドラマですが、様々な人の共通見解としては真田に直接関係の無い部分はナレーションに委ねているのだということ。確かに、信繁以外はナレーションで済まされるケースが非常に多いのはこのためでしょう。

信繁にとっては、今回父上から上杉に助けを求めるように策を任せたといわれ、ここ一番の勝負時でした。梅のアドバイスもあり人間的に少しだけ大きくなった信繁は直江兼続の厳しい視線にも耐え、上杉景勝の力を借りることに成功します。久しぶりに愛の文字が入った兜を見て、感動したのは自分だけではないでしょう。妻夫木の優しい表情とは異なりますが・・・

相変わらず厳しい状況なのが女性陣。おばば様がもっとも勇敢な感じで梅は信繁をきっちりと癒している以外は、完全にお笑いの世界なのではないかと思えるほどの状況で悲しくなってしまいます。次回はきりが再度脚光を浴びるようなことも書いてありましたが、より人間的にできた人物として描いて欲しいと思います。

今回は完全に裏方と化した昌幸パパですが、次回はまた暴れそうな雰囲気なので楽しみにしたいと思います。

◆真田丸紀行◆
静岡県浜松市
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真田丸 第9回「駆引」

2016年3月 06日 By: rainbow Category: 2016年_真田丸 No Comments →

前回までの昌幸の調略によって信濃は大名が不在の土地になり、その土地を脅かす北条が甲斐にいる徳川へ軍勢を向けしばらくは安泰の状態になります。ここで昌幸は、小県の国衆と共同で信濃の国を治めようと画策し、室賀に働きかけを行い、結果として室賀を味方に付けることに成功します。この辺りを見る限り昌幸は完全に信濃を治める器のように見えますが、自分では信玄にはなれないと半分諦めた状態。

そこに活を入れたのが同じ国衆の出浦昌相でした。寺島進さんが素晴らしい演技をしているのですが、どこか陰を持っているような雰囲気をいつも醸し出していてイマイチ信用ならないと思っていましたが、すみませんでした。今回昌幸を諭しそれに呼応した昌幸に対して、自分が家臣として仕えると申し出る素晴らしい男でした。今後彼も含めた信濃の国衆はもの凄い強力なバックアップとして昌幸を支えてくれそうな雰囲気を感じます。

その中にあって主人公の信繁は前回の件をずっと引きずっていて、目的のためなら手段を選ばない父親に不信感を持っていました。しかし、それを諭してくれた人物もしっかりといて、それは現代語バリバリなきりではなく、静かに聞いていてくれる梅でした。

彼女は、戦に勝つことが目的ではなく、兵を失わないことが一番であるという今後も信繁の心に深く刻まれるであろう素晴らしい考え方を伝授し、それに感動した信繁は梅の手を握り・・・という展開。帰ってくると無言の潰れたまんじゅうが現実的で恐ろしさを感じます。こんなところでも現代の雰囲気を出すということは、きっときりに関してはこれからもこの路線を踏襲していくことになりそうです。

物語は終盤に昌幸の思いとは裏腹に徳川と北条が手を結ぶというあり得ない展開。真田としてはピンチが続くと思いますが、彼らならなんとか乗り切ってくれると安心しているので楽しみにしたいと思います。

◆真田丸紀行◆
長野県上田市
 - 前松寺

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