あしたまにあーな

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花燃ゆ 第47回「姉妹の約束」

2015年11月 22日 By: rainbow Category: 2015年_花燃ゆ No Comments →

群馬は徐々に様々ば取り組みが功を奏し、順調に物事が進み始めていましたが、その中で突如生糸の暴落が発生します。前回も同じような事が起こりましたが、前回は群馬の生糸に粗悪品が混ざったことによる信用劣化が原因でした。

しかし今回はグローバルな経済の流れの中での暴落であり、群馬の生糸だけではなんともなりません。そこで楫取達が考えたのがアメリカに渡っている新井領一郎に力を借りて直接交渉をすることによって大口契約を取り付けるというもの。この作戦が見事に的中し、確実な販路を手にすることができるようになります。

しかし、それもつかの間。今度は価格が急騰し、一生懸命作った販路を利用しなくても高く売りさばける状況になります。早速リチャードソンとの契約を反故にして売りまくろうとする阿久沢ですが、そこにまったをかけたのが楫取でした。ここでも楫取は100年後に安心して暮らせるような基盤を構築することが大切だと説得します。

今まであれれば阿久沢の意見に賛同する者が多かった県庁ですが、今では楫取に与する職員が増えたことによって、楫取の意見が採用され、リチャードソンとの契約を守ろうと奮闘します。初めは、反対した手前協力出来なかった阿久沢ですが、結果として妻の手助けもあり、ともに群馬のために力を貸すことになり、物語としては非常にハッピーエンドとなります。

この政治経済部分は非常に良かったのですが、妻の寿に関しては悲しい結果になってしまいました。これまで憔悴しきった演技をずっと続けていた優香ですが、今回とうとう亡くなってしまいます。亡くなるまでずっと若作りな雰囲気だったので、20代でなくなったのかと思っていたのですが、歳が40代ということで驚きました。

美和も相当歳をとっているはずなのですが、奥にいる頃からほとんど容姿を変えない状況にあります。一体どこで老けた雰囲気を出すのでしょうか。

残り少なくなってきましたが、次回は富岡製糸場が危機になるようです。今、世界遺産登録で湧いている富岡製糸場なので、話題としては十分。どのように人々は守っていくのか楽しみにしたいと思います。

◆花燃ゆ紀行◆
群馬県前橋市/東京都港区
 - 臨江閣

花燃ゆ 第46回「未来への絆」

2015年11月 15日 By: rainbow Category: 2015年_花燃ゆ No Comments →

このドラマを見ていると人間関係に関するトラブルも時間と根気によってなんとかなると感じられてきます。おそらくこの時代において、結婚していない男女が同じ宿の同じ部屋で寝泊まりをするという行動は、もの凄く破廉恥な行動に見えたことでしょう。

それによって、楫取は公務に支障を来し、美和は周囲から白い目で見られるのですが、それもやがて収まっていき西南戦争で捕らえられた捕虜たちの話しになると何事もなかったかのように周囲に頭を下げて回ります。視聴者としてはさっきまであんなに悩んでいたこと、そして前回のメインテーマであった生糸の共同施設建設のことなどがどこに行ってしまったのだろうと若干置いてけぼり感がありましたが、それでも主人公達がこうして徐々にその土地に慣れていく様子を見るのは嬉しい限りです。

その捕虜達を受け入れるところで、楫取は捕虜達に自立した人生を歩んで欲しいと強く訴えます。こうした取り組みがやがて日本の各地に当たり前のように根付いていくのだと思いますが、それを先だって行った楫取の言動はもの凄く参考になります。こういった近代における著名人を扱う大河ドラマも悪くないなと思える一場面でした。

さて、残りも数少なくなってきて、お姉さんも次回無くなる見込み。美和と楫取の関係、群馬の行く末など見所が急に増えてきた感がありますが、楽しみにしたいと思います。

◆花燃ゆ紀行◆
群馬県太田市/高崎市/前橋市
 - 新田神社/多胡碑/前橋東照宮

花燃ゆ 第45回「二人の夜」

2015年11月 08日 By: rainbow Category: 2015年_花燃ゆ No Comments →

題名が完全に怪しいのですが、この場面は物語の最後の数分のみ。しかもこのことが引き起こす出来事は次回に本格的な展開が見込まれるものの前振り。これでこのタイトルとは完全に視聴率を求めにいっているような気がしてなりません。

今回は、近代農業の父と呼ばれる船津伝次平の登場や粗悪品の生糸から群馬を守るために奔走した楫取や星野長太郎といった人物の動きもありました。西南戦争が終わり本格的に武士の世の中は終わりを迎え、産業や人々の活気といった部分でトピックを見つけ、どんどん物語をすすめていく必要があるとは思うのですが、今回のように物語とほとんど関わりの無いタイトルを利用して、その回の内容を視聴者に伝えられていない状況を見るとなんだか悲しい気持ちになってしまいます。

そんな中で、やはり阿久沢が抵抗勢力であることが今回明らかになります。元々公務員でありながら個人的にも仲買人として利害関係を持っていることから、改革の必要性は理解しつつも自分の利益をどうしても優先してしまう構図を見て取ることができます。

これは現代においても当てはまるものがあるのではないでしょうか。彼らを説得することは非常に困難だと思うのですが、これに対して、次回以降楫取達がどのように対応していくのか楽しみにしたいと思います。

◆花燃ゆ紀行◆
群馬県前橋市
 - 船津伝次平翁贈位記念碑