まさに一生の感動もの 屋久島の縄文杉
「屋久島の縄文杉をみて世界観が変わった」
このようなコメントをよく聞きます。さすがにそこまではないのですが、出会った瞬間に思わず涙が出てきました。それは、そこにたどり着くまでの大変さから来るものなのか、そこに3000年もの間そこにずっといて様々なものを見てきたという威風堂々とした雰囲気から何かを感じたのかは分かりませんが。
屋久島に行く機会があり、行ったからには縄文杉や、「もののけ」の住む森を見たいと思って、それぞれガイドにお願いして行って参りました。
もののけ姫のロケ地として有名な場所です。屋久島全体に広がるコケと杉の世界ですが、それらが一体となりさらにそのまま飲んでももの凄く美味しい清流が重なった奇跡の場所でした。
◆縄文杉
全行程11キロメートルのなかで前半8キロがトロッコ道の枕木の上を歩き、後半は階段と岩の上を登ります。トロッコに乗って行けたら最高なのですが、このトロッコは終点にあるトイレの修繕管理用でほとんど走らないそうです。
トロッコ道も最初は枕木の上を歩くため足が痛くなります。ここに板をひくには800万円かかるそうで、寄付すれば敷設されるかもとのこと。中盤からは板がひいてあるので楽なのですが、これが8キロも続くとかなり苦痛です。
途中に切り株の中から空を見上げるとハートに見えるウィルソン株、夫婦杉、大王杉などの立派な屋久杉を見ることができます。最後に出会ったのが樹齢3000年と言われている縄文杉。
感じ方はそれぞれだとは思いますが、人間が生きられるのはせいぜい100年。その30倍もの時を超えて生き続ける縄文杉のことをおもうひとときは、間違いなく最高の一瞬だったと思います。
なかなか行く機会がない屋久島ですが、なにか感じることができるひとときを味わうことができる素晴らしい体験をしに行くのもいいかもしれません。
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