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色で伝わり方も変わる

2010年10月 19日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

パソコンが広く普及した今、社会人だけでなく学生もプレゼンテーションをする機会が増えています。そのプレゼンテーションの為に作る資料の多くはマイクロソフトのパワーポイントを使うと思いますが、様々な色を使うことができてカラフルで豪華な見た目の資料を簡単に作ることができるようになりました。

たくさんの色を使うことができるようになったことによって、それらをどのように組み合わせるかが重要なポイントになってきます。本当に分かりやすい、よい資料というのは、色ごとに意味があって重要度などをあらわすといいます。言葉で説明しなくても見た目で何が重要なのかを判断することができるのが利点で、主に赤が使われますが、目的によって色を使い分ける必要があります。

色はたくさん使えばいいという訳ではありません。あまりたくさんの色を使ったり、組み合わせが悪かったりすると、全体として乱雑でまとまりのない印象を持たれるばかりでなく、資料の中身を見てもらう機会を失ってしまうことにもつながりかねません。

では、どのように色を選ぶといいのでしょうか。今回は最適な色の使い方について紹介したいと思います。色は以下の2つのステップを踏みながら選んでいくといいといいでしょう。

◆メインカラーを選ぶ
まず、基本的な色を選びます。枠線などがそれに該当しますが、会社や学校の色があればそれを利用するといいでしょう。他の人に統一感をもってなじみやすい状況を整えることができます。特にそういうものがなければ、以下の方法で選びます。

・数字を中心とした報告資料/ロジカルなプレゼンテーション
 →青や緑などの寒色を利用します。寒色は冷静な印象を与え客観性や理論性を相手に伝える資料となります。

・企画の提案資料/アイデアを披露するプレゼンテーション
 →赤やオレンジ、黄色などの暖色を利用します。アイデアや企画を熱く語りたいときは赤。気分を高揚させたり活発な気分にさせる作用があります。黄色やオレンジも購買意欲をそそる色と言われています。

◆サブカラーを選ぶ
サブカラーとは、メインカラーの「少し薄い&一段明るいトーン」です。赤ならピンク、青なら水色、緑なら薄緑(黄緑)などです。サブカラーはあまり頻繁に使わず、メインカラー以外でもどうしても色を付けたい部分に使用します。

その上で、基本はメインカラーとサブカラーの2色だけにするといいでしょう。つまり、通常の文字の黒、メインカラー、サブカラーの3色となります。こうすると非常にまとまった印象を与えることができます。

また、配布するために印刷したときでも白黒で非常にコントラストがはっきりした資料になるのもメリットといえます。

このように、プレゼンテーションをして人に伝えるためには、何が重要なのかをはっきりと短時間で伝えるという目的のために、色が果たす役割がすごく大きいということが分かると思います。真剣に色が人に与える影響を学びたいのであれば色彩心理学という学問もありますし、色彩検定を受けてみるのもいいかもしれません。

【参考】nanapi
http://r.nanapi.jp/754/

史上最強カラー図解 色彩心理のすべてがわかる本 史上最強カラー図解 色彩心理のすべてがわかる本
(2010/07/16)
山脇 惠子

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商店街の救世主「100円商店街」

2010年9月 19日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

100円という金額は不思議なもので、その金額自体がモノやサービスの値段として「安い」と印象づけることができます。100円ショップがここまで発展したのもこうした消費者の安いというイメージによるところが大きいのだと思います。

その100円というマジックプライスが今、商店街の活性化の起爆剤として全国的に広がっているのをご存じでしょうか。商店街のそれぞれのお店が工夫を凝らしてモノやサービスを100円で提供し、商店街全体が100円ショップになるというのです。

通常の品物の他に、以下のような面白い100円商品があるといいます。
・100円歯科検診 (歯科医)
・お見合い写真L版 (写真館)
・レッスン1時間 (ダンス教室)
・あなたのマイホームを絵に描きます (画材店)
・砂つめ放題 (建設業)
・位牌の掃除 (仏具店)
・小袋入りガリ(寿司店)

考えようによっては、他にも様々な面白い100円商品を生み出すことも可能で、それはそれぞれのお店の工夫とアイデア次第。またその土地特有のサービスだって提供することができるでしょう。こういった商品は、スーパーやコンビニでは手に入れることができないモノばかりであり、人と人の交流というかけがえのないものを手に入れることができるのです。

福島県喜多方市のとある商店街でこの施策を実施したところ、街に人があふれ街の全盛期を思い出したと涙を流して喜ばれた方もいらっしゃるほどの成果を全国で上げているといいます。

このサービスの発案者は山形県新庄市役所の職員である齋藤一成さん。今は全国にこのサービスに関する講演などで飛び回っているといいます。自分の市だけうまくいけばいいというのではなく、全国で抱えている閑散とした商店街を活性化することの助けになるのならということで公務員でありながら、特別に市の仕事以外のことをしていいことになっているそうです。

100円商店街がその地域に根ざしやすいのは、100円という安さを感じる人の心は全国で同じなので、消費者がそれだけで安いと感じて商店街にやってくる機会創出になりやすいという点と、何を100円で提供するかというのはそれぞれのお店で自由に決めることができ、どのお店も対象となることができることにあると思います。また、特別な設備などがいらずお手軽にどの商店街でも始めることができるという点も普及しやすい要因でしょう。

消費者は、安さと便利を求めて商店街からスーパーやデパートへと流れていきました。その消費者を呼び戻すことができるのは商店街の努力しかありません。そのとき、安さだけではないメリットをいかに提供することができるかがポイントとなります。100円という安さの他に、楽しさや喜び、そして商品をどのように利用したらいいのかといったアドバイスなどの付加価値の形が今、求められているのではないでしょうか。100円商店街はその1つの答えを具現化したものだと思います。

【参考】日本経済新聞 2010/09/18

100円商店街の魔法 100円商店街の魔法
(2010/04/08)
齋藤 一成

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聴衆に聴かせるスピーチの極意

2010年9月 06日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

日常生活の中で誰かにマイクを渡されてスピーチをしなければならないときはたくさんあります。結婚式やパーティーでの一言という比較的大きな場所でのスピーチもあれば、飲み会での乾杯の音頭など明日でもありそうなスピーチも存在します。

どうせスピーチをするのであれば、多くの人に自分の思いを聞いてもらって心に響いて欲しいと思うのは当然のことといえるでしょう。なかなか人の気持ちに自分の言葉を届けることは難しいのですが、ほんのいくつか注意するだけでそれができると原田マハさんは小説「本日は、お日柄もよく」の中でいっているといいます。

そこで今回はこの中からすぐにでも実践することができるスピーチの極意を3つだけ紹介することにしたいと思います。

◆極意その1:目指すところを明確にする
スピーチの中に色々なことを言おうと思って詰め込みすぎると、かえって聴衆からは何を言いたいのかと思われてしまい、結果的に聴衆の心に届くスピーチはできなくなります。自分が何について一番話をしたいのか考え、それに軽く肉付けする程度で構いません。また、目的にそぐわない内容は極力入れないようにします。

◆極意その2:話し始めるのは聴衆が静かになってから
緊張をしすぎるのか、マイクの前に立った瞬間にもう話し始めてしまう人がいます。しかし聴衆がざわついている間に話し始めると、自分の声に耳を傾けてもらうことが難しくなります。せっかく考えたスピーチなのですから、マイクの前に立ってから少し間をおいて、聴衆が静かになってからスピーチを始めます。まず5秒、それでもだめなら10秒、まだダメなら15秒、というように5秒刻みで待つといいでしょう。

◆極意その3:視線は固定しない
話す内容を忘れてしまわないようにスピーチ原稿を用意するのはいいことですが、話している間中、視線が原稿に釘づけではせっかくのスピーチの魅力が半減してしまいます。言葉は相手の目を見て始めて伝わります。スピーチを行なうときは会場をまんべんなく見渡し、聴衆に語りかけるように話します。そのために原稿は全文暗記がベターです。

このように、スピーチがうまくできるようになると自分自信を表現することができるようになり結果的に自分を成長させることができるようになります。慣れてきたら、話し方にも気をつけるといいでしょう。話のなかで強弱を付け単調なスピーチを避けます。また問いかけてみるのもいいでしょう。会場が一体となってスピーチを盛り上げることも、1つのスキルだといえると思います。

【参考】新刊JP http://www.sinkan.jp/news/index_1381.html

本日は、お日柄もよく 本日は、お日柄もよく
(2010/08/26)
原田 マハ

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