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大阪環状線や山手線は丸くない

2010/09/13 Category: 日記

大阪環状線  

今、鉄道ブームは第4期に突入しているといいます。第1期は1960年代から70年代にSLと共に盛り上がり、第2期は1970年代にブルートレインによってファンが拡大します。第3期は1980年代で「青春18きっぷ」によって日本全国を旅行しようとする乗り鉄が流行しました。

そして第4期。鉄道を題材にしたコミック「鉄子の旅」によって、男性だけでなく女性も鉄道の魅力にとりつかれるようになり、楽しみ方も乗るだけから、写真、駅弁、グッズ集めなど様々なジャンルにその方向性が広がりつつあります。

そんな鉄道の中でも毎日の生活で利用していてなじみ深い路線といえば、東京では山手線、大阪では大阪環状線だと思います。それぞれ東京駅や大阪駅を中心にぐるっと1周しているこの2つの路線なのですが、実はこの2つの路線とも丸くはないのです。それも楕円とか潰れた円というレベルではなく、円が完全に切れているということをご存じでしょうか。

切符売り場では、丸く書かれているこの2つの路線。国土交通省が監修している「鉄道要覧」によると、次のように示されているといいます。

◆山手線
正確な鉄道路線としての山手線は、品川駅から新宿経由で田端駅まで。その他の路線である田端から東京までは東北本線、東京から品川までは東海道本線となり、正確には山手線ではありません。

◆大阪環状線
正確な鉄道路線としての大阪環状線は、天王寺駅から大きく回って新今宮駅まで。新今宮から天王寺の一駅分は関西本線であり、さらに今宮から新今宮の間は関西本線との重複路線となっています。

このように少しだけ掛けてしまっている2つの環状線ですが、実際には乗り換えなどの利便性を考慮してぐるぐると回って運転しています。そんな細かい知識をもって鉄道に乗ってみると、また違った面白さが発見できるかもしれません。

【参考】VISA 2010年10月号「鉄道道楽のススメ」

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