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とけないソフトクリームの秘密

2010/08/01 Category: ニュース


常温で約40分放置とき。左が溶けにくいソフトクリーム、右が普通のソフトクリーム
(日本海藻食品研究所サイトより)

夏も本番を迎え、アイスクリームがおいしい季節となりました。外に出ると毎日1本は食べているような気がします。会社にもオフィスグリコのアイスクリームがあるのですが、誰かがこれを購入して食べていると、なぜか自分も食べたくなってしまう恐ろしい術がかけられているものまであります。

そんな夏の魅力的な食べ物であるアイスクリームに、常識を打ち破ったものがあるといいます。見た目は普通のソフトクリームなんだけど、何分たってもクリームは垂れないというものがそれ。金沢市の日本海藻食品研究所の会長である白石良蔵さんが開発した「とけない」ソフトクリームが注目を集め、いまアメリカや韓国などの海外から問い合わせが相次いでいるといいます。

これを聞いて始めに思ったのはトルコアイスかなと思いました。伸ばしてもなかなか切れないトルコアイスは、すぐに食べさせてもらえない独特の売り方から、イベント会場では必ず売っているものですが、残念ながらこれも時間が経てば溶けてしまいます。

その「とけない」ソフトクリームの秘密は、その製造方法にありました。それは豆腐の製造過程で出るおからで作った特製ペーストを利用していること。おからと米粉、牛乳を混ぜることで化学反応が起こり、形が崩れにくくなるといいます。

気になる味の方ですが、ソフトクリームと同じような味がするといい、それだけでなく時間を追うごとにババロアのようにプルプルしはじめ、食感も変化していくというのですから味と共に食感も楽しむことができます。

さらに、手や衣類を汚す心配が少ないので、車中で食べるときや、小さい子供がゆっくりと安心して食べることができます。また、原料がおからということからカロリー控えめでヘルシーでさっぱりとした味に仕上がっているといいます。

日本海藻食品研究所のWebサイトを見てみると、この他溶けにくいかき氷や、ほっとソフトクリームなどの常識を越えた様々な商品を紹介しています。そんな珍しい物を売る加盟店も募集しているそうです。

このように、これまでの常識を打ち破る発想と、それを実現する実行力は本当にすごいと思います。必ず一定の需要は開拓していくことができるのではないかと思います。

【参考】日本海藻食品研究所 http://www.japan-sfl.com/




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