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紫陽花と梅雨とカタツムリ

2009/06/11 Category: 日記

紫陽花

梅雨の季節に、これまで合う組み合わせは他にないのではないでしょうか。そのくらいアジサイとカタツムリは梅雨に入ったこの季節の風物詩ともいえる存在です。様々なテレビや図鑑、写真などでもこの2つの生き物が一緒に写っているものを見かけるのですが、なぜか自分は一緒に写っている光景をあまり見ないと不思議に思っていました。タイミングの問題なのかもしれませんが、その理由について考えてみることにします。

◆仮説
カタツムリは、梅雨の季節にはアジサイの葉っぱを食べながら雨宿りをしている。

きっと誰もが考える仮説なのではないでしょうか。疑うべきもないことのように思えるのですが、この部分について少し認識が違うということが参考文献から分かってきます。

◆事実
・カタツムリはあまりアジサイの葉っぱを食べない。これはアジサイの葉には青酸ガスの元となる物質が含まれているためである。
・カタツムリは山の落ち葉の下などに多く生息している。

これだけ見てみると、カタツムリがアジサイの葉っぱの上にいるのは葉っぱを食べているのではなく、ただ通過していたり雨宿りをしているに過ぎないのではないかというように思えてきます。彼らの家は山の中にあってそこに帰る途中なのかもしれません。自分たちが見ていたアジサイとカタツムリのコンビは偶然の一致に過ぎず、アジサイでなくても別な葉っぱでもいいのではないでしょうか。

しかし、例えそれが事実だとしてもやはりカタツムリとアジサイという梅雨の季節に映える生き物同士が共にいることで華やかな気分になることは間違いありません。さらにアジサイの花は、土壌の酸性度、土壌中のアルミニウムの含有量、花の咲いている時期によって色が変わっていくそうです。つまり、同じアジサイとカタツムリというペアでも場所や時期によって全く異なる風景を作り出すことができることに、無限の創造性を感じるのではないでしょうか。

わずか1ヶ月ちょっとの期間の間に、1年分の輝きを放つ生き物を見ていると少しだけ梅雨の憂鬱な気分が和らぎ、こういう小さなことに感動する心を持ち続けたいと感じます。

【参考】
・目がテン!?ライブラリー
 http://www.ntv.co.jp/megaten/library/date/00/06/0625.html
・日本植物生理学会
http://www.jspp.org/cgi-bin/17hiroba/question_search.cgi?stage=temp_search_ques_detail&an_id=355&category=mokuji
・R25.jp
http://r25.jp/b/honshi/a/ranking_review_details/id/110000004283?vos=nr25bn0000001


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