安眠を得るための枕とは
実に人生の3分の1もの時間、お世話になるアイテムといえば言わずと知れた枕だと思います。自分の枕は低反発型を使っていて、さらにその下に薄い枕を引いて高さを調整しています。これは枕の高さが合わないと首・肩・腰の痛み、片頭痛といった症状が現われるまでになってしまうということを知ってから行ったものなのですが、確かにこれ以降その症状がでることが少なくなったような気がします。
とある整形外科医によると、枕の高さが合わないことによって生じるこのような症状の一つとして「大後頭神経痛」が挙げられるといいます。骨の隙間からは神経が頭や肩・腕などに伸びていて、睡眠中に十分首が休まっていないと首の筋肉が緊張してこの神経を圧迫してしまいます。これが大後頭神経痛と呼ばれる片頭痛のような症状や、肩こり・腕のしびれの原因であり、根本を突き詰めていくと枕をしても、首が不自然な角度になっていることが問題であると指摘しています
そこで、今回は正しい枕の高さの決め方について考えてみたいと思います。高い枕を使わなくても普段自分が使っている枕で改善することができることが分かると思います。
◆首の角度
仰向けになったときに布団から約15度の角度を保てるような枕が一番いいとされています。この15度がキーポイントなのです。では、この15度は分度器のようなものを使わないと分からないのでしょうか。NHKのためしてガッテンによるとそのようなものを使わなくても簡単に15度になる方法を紹介しています。
◆準備するもの
・かための座布団(厚さ3?4センチ程度)
・大判のバスタオルまたはタオルケット
・正しく眠ろうとする気持ち
◆作り方
1. タオルを丁寧に折んで座布団の上に乗せます。座布団の端とタオルの端をきちんと合わせて角を直角にするのがポイントです。
2. 枕をしっかり肩口に当てて、右手で左肩を、左手で右肩を持つように、腕を胸の前で交差させます。
3. その状態でそのまま横向きになります。このときに、顔の中心を通って胸元に抜ける線が一直線になって布団と並行になるように枕を調整します。つまり頭が丁度枕にのって水平になるイメージです。
4. このまま再び仰向けになります。すると自然に15度ができているのです。
朝何となくスッキリと目覚めることができない、痛い感じがするという場合には、まずはお手軽な枕から手をつけてみるといいと思います。自分に合う枕は人それぞれの部分もあるので、上記の方法でうまくいかないのであれば一度専門家に相談し、安眠をGETすることができれば、なんだか1日が楽しくなりそうですよね。
【参考】NHK ためしてガッテン
http://cgi2.nhk.or.jp/gatten/archive/program.cgi?p_id=P20080206
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