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天地人 第22回「真田幸村参上」

2009/05/31 Category: 2009年_天地人

イケメン俳優オンパレードの天地人において、さらに一人追加されました。今回登場した真田幸村を演じる城田優がその一人なんですが、ここまで揃えなくていいのにNHKは何を狙っているんだろうと改めて悩んでしまいます。

今回は真田との関係だけでまるまる1回を使っています。物語の開始は初音から。これまでも兼続のもとに怪しい立場でやってきた初音は今回、真田の使者として兼続の前に姿を現すことになります。そこまではいいのですが、ここから少しずつホームドラマ化していく片鱗がありました。

初音が上杉からの盟約をとりつけた後、兼続に抱きつきます。「もう少しこのままでいて」というそのセリフに、一瞬この時代設定を勘違いしてしまったほどです。妻夫木と長澤まさみが普通に不倫シーンを演じているようにしか見えないのは自分だけではないでしょうね。

その盟約の証としてやってくるのが真田幸村です。一昨年の風林火山でおじいちゃんの真田幸隆の姿に感動したものでした。真田ってすごいなぁとそのとき思ったものです。知力もあるし戦の仕方も熟知している真田が繁栄してくれるといいなと感じていたのですが、今回その息子である昌幸と幸村に出会います。幸村はかっこいいのですが、昌幸はなんとなく精彩を欠くような気がします。幸村がきりっと話しているときも、なにやらむしゃむしゃと食べながら、上杉を見下したような発言をしていています。何もそこまで区別しなくいいんですが、幸村が以下にすばらしいかを示したいのだと思います。

上杉の元にやってきた幸村は完全に心を閉ざすのですが、そんななかまたもやありえない演出の槍の試合が行われます。やりすぎ感漂う火花とスローモーションの戦い。まるでテレビゲームみたいだと奥さんは言っていましたが、自分は北野武監督の座頭市を思い出してしまいました。ちょっと引いちゃった人もいるかもしれませんね。

徳川が攻めてきた時に上田に戻った真田幸村がどのように徳川を撃退したかをしっかりと見たかったのですが、わずが2分で終了してしまいました。これは上杉のドラマなので当たり前なんですが少し寂しい気がします。真田と組むことが上杉にとってどのくらい大切なことになるのかを示すのであれば、真田の戦いぶりをしっかりと描写した方がいいと思ったのですが。

最後は三成のように兼続に心服する幸村。弟子になるとまで言い出します。この先幸村の活躍は歴史が証明してくれることになりますが天地人の中でも活躍がうまく表現されるといいなと思います。

□■天地人紀行■□
・長野県上田市
 上田城跡公園


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