安藤哲也先生によるパパのための子育て講座
父親も子育てに対して主体的に行うようになる時代がやってきて久しくなりました。最近では「パパ検定」なる試験も登場し、父親の育児休暇取得率も向上しつつあります。
そんな状況を反映してか、お父さんのための子育て講座も様々なところで行われていて、今日は奥さん、子供の3人で武蔵溝ノ口で行われた「パパのための子育て講座」に参加してきました。
講師は、NPO法人ファザーリングジャパン代表理事である安藤哲也さんです。一見子育てパパというよりは、デザイナーという雰囲気を持った不思議な感じがする先生ですが、内容はものすごくわかりやすく、タメになる話をたくさん聞くことができました。
今日のプログラムは以下の通りです。
・第一部:ワーク・ライフバランスで仕事も子育てももっと楽しく!
・第二部:子供にうける絵本の読み聞かせワザ!
ファザーリングとは、父親であることを楽しみ、よい父親ではなく笑っている父親になることを推奨したもので、そのファザーリングを実践するために次の6つを実践することを説明しています。
■子供ができたらOS(父親ソフト)と入れ替えよう
■義務から権利へ。客体から主体へ。さらば「家族サービス」
→「家族サービス」、「子育てに参加する」といった言葉は、どこか他人事。
■男の育児は、質より量。イイトコドリ育児はやめよう
→かっこよくスマートにしなくていい。とにかく色々とやってみることが大切。
■子育てパパは仕事もデキル。育児で備わる3つの能力
→時間管理能力、問題解決能力、人材マネジメント能力を養える。その他コミュニケーション能力も。
■パートナーシップの構築。妻の人生は、夫のものではない
→夫婦の関係は、必ず子供に影響を与える。妻の人生の応援団になろう
■地域活動を通じて、シチズンシップを獲得しよう
→地域活動は、家での自分の居場所をつくりだし、会社に依存しない生活を作れる。
自分も改めて子育てを楽しみ、子供と一緒に成長できる喜びを感じていきたいと思いました。難しいことはなくただ笑って毎日が暮らせれば、きっと楽しいですよね。
印象的だったのは、母子密着型子育ての話。母子密着型の家庭が増えていて、子供がいつになっても自立できない状況になってしまうのは、父親と母親の関係にあると安藤先生は言います。子供の自立を妨げるも、助けるのも父親の働きと同時に母親の気持ち次第ということですよね。
今回、特に感じたのは家庭の中が明るければ、子供はきっと真っ直ぐに育ってくれるということ。家族に笑いが絶えないよう楽しく過ごすことができれば、子供もちゃんと育ってくれると言うことを学びました。
続く、子供にウケル絵本の読み聞かせ方ですが、時間がおしていた関係もあり少ししかできませんでした。しかし、その中で安藤先生の読み方は、途中途中で子供の様子を見ながら話しかけ、通り一辺倒の読み方ではなく、色々聞きながら、すごいねぇという風に言葉を紡いでいっていました。まだ子供はチョロチョロする方が好きなので、内容は分らないかも知れませんが、読み聞かせは学習ではなくコミュニケーションであることを肝に銘じて頑張りたいと思います。
最後に、今回の内容が関西テレビで放送されるそうです。始めから撮影の方が何人もいらっしゃっていて、撮影をしていました。最後には、自分たちもインタビューを受けてしまいました。奥さんも自分もカミカミだったので、カットされると思います(涙)でも、関西テレビオンリーなので、観れないのが残念です。
改めて子育ては奥が深いと同時に、楽しむ気持ちを忘れないようにしようと感じた大切な一日になりました。
パパの極意―仕事も育児も楽しむ生き方 (生活人新書 248) (2008/03) 安藤 哲也 |
絵本であそぼ!―子どもにウケるお話し大作戦 (はじめて出会う育児シリーズ) (2005/03) パパ’S絵本プロジェクト安藤 哲也 |
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