おんな城主直虎 第14回「徳政令の行方」
前回からちょくちょく登場していた蜂前神社の禰宜。初めは演じているのがダンカンということもあり、おちゃらけた存在なのかと思っていたら、政次と通じて色々と暗躍する裏の一面をもった人物であることが分かり、意外な側面を見させていただきました。
今回はそんな瀬戸村と祝田村の百姓のお話で、最も活躍したのは主人公の直虎よりも瀬戸村の甚兵衛ではないでしょうか。百姓の苦労を見事ないぶし銀の演技で表現し、最後は直虎への感謝を気持ちいっぱいで表現してくれました。今回、直虎は目先の利益である徳政令よりも、中長期的に得する方法を百姓にといていますが、まさにこれは現代にも通じる内容だなと思っています。そしてそれを受け入れる百姓も素敵な人々だなと感じました。
相変わらず政次は嫌な役柄ではありますが、所々に直虎への複雑な心境を織り交ぜているのがよく分かります。きっと平穏に暮らして欲しいと思いながらも表舞台に出てくる以上は立場として抑えなければならないのでしょう。次回以降もこの葛藤は続くものとみられますが、井伊が今川の呪縛からいつ解放されるか楽しみにしたいと思います。
■直虎紀行■
静岡県浜松市
- 蜂前神社
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