優勝パレードのその後
2010年 プロ野球の優勝パレードが11月20日と21日に3チームで開かれました。セントラルリーグ優勝の中日ドラゴンズ、パシフィックリーグ優勝の福岡ソフトバンクホークス、そして日本シリーズ優勝の千葉ロッテマリーンズ。それぞれに強さを感じたポストシーズンでしたが、その雄姿を一目見ようと沿道に駆けつけたファンの人数は以下の通りでした。
・中日ドラゴンズ: 約50万人(名古屋市の人口:226万人)
・福岡ソフトバンクホークス: 約25万人(福岡市の人口:146万人)
・千葉ロッテマリーンズ: 約20万人(千葉市の人口:96万人)
すべてが市民ではないことから全くの目安にしかなりませんが、それぞれの人口に占める割合を見てみると、ドラゴンズは22%、ホークスは17%、マリーンズは21%となります。チームの成績と地域の関係もあるので参考程度でしかないのですが、日本シリーズに進出したドラゴンズとマリーンズは共に同じような値を示しています。
人数だけが取りざたされる優勝パレードですが、今回特に気になったのがパレードのその後でした。ドラゴンズとホークスのパレードには警備がしっかりと付きボランティアも活躍していて、ドラゴンズは中日の旗をみんなが手に持って選手にお祝いをしてました。
また、マリーンズのパレードの時には地元自治会などが事前に準備していた新聞紙が紙吹雪として選手へのお祝いとして舞っていました。見ているとその様子は本当にアメリカのようで華やかなムードを感じたのですが、さらに感心したのがその後処理でした。
マリーンズの選手が去ったあとの新聞紙は単なる紙くずになってしまうところを、ファンのみんなが、数トンもある新聞紙をものの15分でキレイに掃除して帰ったというのです。マリーンズの優勝パレードの感想を取材していたVTRでも、その裏で一生懸命拾っている姿を見ることができます。
このニュースを見て、日本一のチームのファンもまた日本一なんだと改めて実感しました。他の人から見るとファンの姿はそのチームへの印象へとつながります。マリーンズへのイメージは、こういった素晴らしいファンの存在によって一層上がったのではないでしょうか。
自分もジャイアンツファンとして何ができるのか考えてみたいと思います。
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