商店街再生計画(案)
最近では、巨大なショッピングセンターが次々と郊外などに進出し、スーパーでも激安セールが毎日のように開催されています。
その流れに厳しい状況になりつつあるのか、街の商店街ではないでしょうか。自分が住んでいる街でも商店街がいくつかありますが、その中の多くの店へのお客様の入りは少ないような気がします。
商店街の皆さんも、こんな状況がいいとは思っていないはずで、必死に集客をしようと一生懸命試行錯誤していると思いますが、今回は一人のお客としてこんな商店街ならいつも行きたいなというような施策を考えてみたいと思います。
自分が考える施策は、以下の6点にまとめられます。
1.値段が安い
これは大前提です。価格が安くないとお客様はその店には出向きません。特別スーパーよりもおいしいものを売っていたりしている場合は別ですが、生鮮食品でないものについてはその勝負もできません。厳しいようですが、いかに安く調達するかがポイントとなります。
2.ポイントサービスがある
スタンプカードなどを実施するといいと思います。これで、リピーターを開拓することができるようになります。一人の人が多く買っていってくれるのですから、貯めたポイントの還元率はなるべく高くして、お得感を演出してあげることがポイントです。1万円分買っても100円くらい還元ではお話になりません。クレジットカードの還元率が1%弱なので、最低でもそれを数倍超えるくらいでないといけないと思います。
3.お得な買い物ができる
その商店街で使える通貨を発行するといいと思います。その中で、いつでも購入金額に対して3%くらいお客様が得をし、2%くらいを通貨発行体が徴収し、様々な施策、再配分などをするといいと思います。例えば、1000円券をお客様は970円で購入し、20円分は発行体が徴収するイメージです。
4.一人一人のライフサイクルに合った商品を提案してくれる
やはり、商店街の魅力はその家庭やその人に合った食生活を応援してあげるようなアドバイスをしてあげることだと思います。最近野菜摂ってない人には、野菜を勧めたり、レシピを細かく教えてあげたりして、密着したお店になることが強みなんじゃないでしょうか。
5.エコを全面に打ち出す
最近の調査では、12%の人がCO2削減に向けてお金を使ってでも貢献したいと言っていて、さらに85%の人がCO2排出量の表示された商品の購入に前向きであることがわかったそうです。商店街の商品は比較的柔軟に対応できると思うので、積極的に環境対策をして、アピールするといいと思います。
6.個別の商品ラインナップに特化させる
何でも揃っているというようなお店は、スーパーやショッピングセンターにいけばいいやと思う人が多いです。とりあえず、商店街にあるお店にいって、そこで色々買おうというのよりも、特定のジャンルに絞って、商品を専門化することによって、商店街付近の人だけでなく、より多くの商圏を得ることができるのです。
個人的には、商店街が盛り上がると街全体の活気も出てくるし、そんな街でお互いがお互いを知っていて、気軽に笑顔で挨拶ができるようなコミュニティーができてほしいと切に思っています。
上記を参考にしてみてください。
超商店街づくりの新しいノウハウ―街の復活・発展のための理論と実践 (2001/01) 前田 進 |
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