メッセージの伝え方の変遷を
時代と共に人にメッセージを伝える方法も変わってきました。自分はそんな変化の真っ只中にいたような気がします。
初めてもったのは、ポケットベルでした。当時は東京テレメッセージ(テレメ)とドコモがあり、自分はドコモを使っていました。この2社は入力方法が異なり、テレメが※2であったのに対して、ドコモは※2※2と2回打つ必要がありよく間違えたものです。
休み時間になると、ベルにメッセージを入れるために学校の公衆電話にできた列に並び、いかに始めの10円でメッセージを入れまくるかに命をかけていました。今では忘れてしまいましたが、あいうえおが勝手に頭の中で数字に置き換えられていて、無意識の中でダイヤルできたのもこの頃です。
SPEEDの「Go Go Heaven」という曲にも、「ベルを鳴らし合うみたいに♪」という風に歌詞に登場するくらいにまでなっていましたね。
そのうち、PHSが登場し、多くの学生はこっちへ移動することになります。自分もご多分の漏れずにそっちへ移動しました。始めの頃は、PHS(ピッチ)からベルにメッセージを入れるといったクロスメディアをしていましたが、段々周りもPHSが多くなってくると、メッセージを直接PHS同士でやりあうようになりました。メッセージは1回あたり5円位だったように記憶しています。今から考えると高いんですけど、ベルよりも半額になりました。当時使っていたPHSはDDIポケットでしたね。KENWOOD製だったかなぁ。
そんな時代もそんなに長く続かずに、始めの頃は高価と言われていた携帯電話を持つ人が増え出してきました。ドコモのiモードが流行りだした頃、折りたたみ式だったNEC製の携帯電話があこがれの的となりました。当時ドコモのCMには広末涼子がでていましたね。ネットバンクが簡単にできるというようなCMでしたが、あまり魅力を感じませんでした。
でも、時代の流れはもはや携帯電話だったようで、自分もいつしかドコモの携帯電話を持つようになり、そして今でもドコモの携帯電話を使い続けています。
こうして考えてみると、メッセージの伝え方が劇的に変わった時代に生きてきたんだなぁと思います。この先、携帯電話の後にどのようなメッセージの伝達方式が登場するかはわかりませんが、人と人がつながる、そんな安心感を提供し続けて欲しいと思います。
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